中国地方 再び日本海側に活発な雨雲流入か 梅雨末期 地盤が緩み土砂災害の危険度増
2024年07月16日15:01
中国地方は今日16日(火)夕方から、日本海側の地域を中心に活発な雨雲が流れ込み、再び大雨となる恐れがあります。これまで平年を上回る雨が降り、地盤が緩んでいる所があるため、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まります。道路の冠水や低い土地の浸水、河川の増水に注意するとともに、崖や山などの危険な場所には近づかないよう、土砂災害に警戒してください。また、今週後半は徐々に雨の降る範囲は少なくなり、厳しい暑さとなりそうです。
今日16日(火)夕方から 日本海側を中心に局地的に激しい雨や雷雨に
日本海にのびる梅雨前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定でしょう。中国地方は所々で雨や雷雨となり、日本海側の地域を中心に局地的にバケツをひっくり返したような激しい雨が降る見込みです。道路の冠水や低い土地の浸水、河川の増水にご注意ください。また、これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があるため、少しの雨でも土砂災害の危険度が急激に高まる恐れがあります。崖や山などの危険な場所に近づかないようにしてください。
梅雨前線は中国地方から北に離れ 19日(金)以降は梅雨明けの可能性
今週後半18日(木)から梅雨前線は日本海から東北付近に停滞する見込みです。前線に向かって湿った空気が流れ込むため、中国地方は晴れたりくもったりで、雨や雷雨になる所があるでしょう。変わりやすい天気となる見込みです。
来週22日(月)からは太平洋高気圧の本州付近への張り出しが強まり、晴れる所が多くなるでしょう。
今週後半は梅雨前線が中国地方から離れ、次第に晴れ間も多くなるため、梅雨明けのタイミングとなる見込みです。19日(金)以降は梅雨明けの可能性があります。
今週後半から35℃以上の猛暑日 増える
今週後半は雲が多いながらも晴れ間が出るため、これまでより気温が上がりやすいでしょう。明日17日(水)から、最高気温は35℃くらいになる所が次第に増える見込みです。湿気も多く、体にこたえる暑さとなるでしょう。
こまめに水分や休憩をとり、暑い時は激しい運動を控えるなど、熱中症対策を万全になさってください。室内でも無理をせずに、エアコンなどで涼しくして過ごしてください。