●まずは落ち着いてから行動
パニックになっては、思わぬ事故に巻き込まれる恐れもあります。まずは深呼吸して落ち着いてから、「今やるべきこと」を冷静に1つずつ判断していきましょう。
●正しい情報をもう一度確認
今避難しなければいけないのか、どこに避難すべきか、どんなルートで行くべきか、もう一度確認しましょう。その時に最も大切なことは、正しい情報を精査することです。今は、テレビやラジオはもちろん、SNSを含むインターネットからも大量の情報を入手することができます。正しい情報をきちんと精査し、冷静な判断を心掛けましょう。
●
避難所に持っていくものを確認
「最低限必要なもの」と「あれば良いもの」を分けて考えるようにしましょう。
避難所の多くは小中学校や公民館などが指定されており、自治体ごとに飲食料や毛布などが備蓄されています。自宅から持って行ける物が多いほど避難所で快適に過ごせるかもしれませんが、避難所のスペースは限られています。さらに、足元が悪い中での避難所への移動は危険が伴います。まずは最低限必要なものを用意してから、他の荷物を足していきましょう。
●避難する時は、ブレーカーを落として避難する
電気が復旧したときに漏電して火災が発生する恐れがあります。ブレーカーを確認してから家を出るようにしましょう。
●避難には車を使わない
災害時は消防車や救急車など緊急自動車が活動しやすいように道路を空けておく必要があります。道路上に放置された車は火災延焼の原因ともなります。特に都市部では避難する時は車ではなく歩いて避難するようにしましょう。ただし、道路が混雑しない地方の山間部など徒歩での避難が困難な地区などでは車で避難したほうが確実な場合もあります。状況に応じて柔軟な判断が必要です。
●避難所への移動は細心の注意を!
台風接近時に屋外での移動は危険が伴います。避難所へ移動することも大切ですが、少しでも危険を感じたらすぐに引き返し、家の中で過ごすことを選択しましょう。絶対に無理な行動はしないようにしてください。
●周りの方とコミュニケーションを取る
避難所には、様々な人がいます。そのことが避難所での時間のストレスの一要因となる一方、救助や避難所暮らしの際に大きな力となりえます。いざというときに助け合えるようにコミュニケーションを取りあって、助け合いましょう。
●柔軟に考える
どんなに想定した対策をしていても、想定外のことが起こります。ここに書いてあることは一例として、起きたことに柔軟に考えることが大切です。