2020年7月3日から13日にかけて、暖かく非常に湿った空気が流れ込み、梅雨前線が活発化した影響で、九州北部地方などの広い範囲で大雨となりました。九州では、この期間の総降水量が1000ミリを超える地域もありました。
3日から4日にかけては、球磨川流域に線状降水帯が停滞し、24時間雨量(流域平均)が400ミリを超え、球磨川などで河川の氾濫が発生しました。6日から8日にかけては、九州北部・中部を中心に線状降水帯による大雨となり、48時間雨量が500ミリを超えて、浸水害や土砂災害が発生しました。
気象庁ではこれらの7月3日からの豪雨に対して、
「令和2年7月豪雨」と名称を定めました。梅雨前線に伴う大雨への警戒はなお続いています。