東京湾周辺に発達した雨雲　短い時間にザッと降るゲリラ雷雨に注意(気象予報士福冨　里香 2022年05月21日)

東京湾周辺に発達した雨雲　短い時間にザッと降るゲリラ雷雨に注意

日本気象協会本社

福冨　里香

公開：2022年05月21日10:34

きょう21日(土)は、西日本の太平洋側や東日本は所々で雨。東京湾周辺では午前から雨雲が発達。局地的にゲリラ的な降り方となるため、アンダーパスなど低い土地の浸水などに注意が必要です。

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東京湾周辺で雨雲が発達
ゲリラ雷雨に注意
関東　あす22日は天気回復

東京湾周辺で雨雲が発達

きょう21日(土)は、日本の南を前線を伴った低気圧が東北東に進み、日本付近には湿った空気が流れ込む見込みです。西日本の太平洋側や東日本では所々で雨で、東京湾周辺では局地的に雨雲が発達しています。

午後は、西日本の雨は次第に止みますが、関東など東日本は広く雨で、局地的にザッとゲリラ的な降り方をする恐れがあります。

まだ、雨が降っていない所も油断禁物です。ゴロゴロと雷鳴が聞こえる、急に冷たい風が吹く、昼間であれば黒い雲が見える時は、ゲリラ豪雨の前兆です。屋外にいる場合は、頑丈な建物に避難しましょう。

ゲリラ雷雨に注意

ゲリラ豪雨(局地的な大雨)が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。そこで、避難の際は、次の3つのことに注意が必要です。

①雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街などではなく、建物の1階以上の場所を選びましょう。橋の下も、川が増水する恐れがありますので、絶対に避けて下さい。

②浸水した道路を歩く時は、とても危険です。水の流れに足をとられてしまう恐れがあるだけでなく、足元が見えないので、側溝やマンホールに落ちてしまう可能性もあります。やむを得ず、水の中を歩く場合は、棒などで足元を確認しながら進みましょう。

③アンダーパスなど低い所を通る道路では、車が水につかると、水圧によって、ドアが開かなくなることもあります。運転の際は、なるべく低い所を通る道路を避けるよう、心がけてください。