初雪いきなり積雪も 山沿いは大雪に 東北
東北で遅れていた初雪ですが、22日夜にはいよいよ雪が降り始めるでしょう。初雪がいきなり嵐となって、冬の幕開けになりそうです。山沿いでは大雪のおそれがあります。3連休は季節が大きく前進し、本格的な冬の到来を実感することになるでしょう。
3連休は今季一番の寒気
日本付近を通過中の低気圧は22日(木)夜には東の海上へ抜けて、あす23日(金)からの3連休は冬型の気圧配置となるでしょう。上空には師走並みで今季一番の寒気が流れ込み、東北地方は日本海側を中心に多くのところで雪が降って、降り方が強まりそうです。
きのう21日(水)は岩手県盛岡市で初雪が観測されましたが、22日(木)夜以降は、日本海側を中心に雨は雪に変わって、初雪の観測される地点が一気に増えるでしょう。青森や秋田などは初雪がいきなり積雪となるかもしれません。風が強まり、ふぶく所もあるでしょう。あす23日(金)にかけて大気の状態が不安定となりますので、急な強い雨や雪、突風や落雷、ひょうなどに注意が必要です。
見通しも、路面の状況も悪くなりますので、車は冬タイヤで慎重に運転するようにしてください。また、山沿いは24日(土)にかけて雪が降って、大雪や着雪のおそれがあります。
23日 初雪、一気に東北南部も
23日(金)にかけてが、今回の寒波のピークとなりそうです。あす23日(金)昼ごろにかけて、日本海側を中心に雪や雨が降り、降り方が強まったり、雷が鳴ったりするでしょう。太平洋側は曇りや晴れのところが多いですが、雪雲が強い風に飛ばされて、仙台や福島などでも初雪となる可能性があります。晴れる所も風が冷たく吹いて、今季一番の寒さになるでしょう。
12月にかけて寒気は周期的に
24日(土)になると冬型の気圧配置はゆるみますが、寒気が居座るため、日本海側では一時雪が降るでしょう。強い冷え込みとなりますので、積雪や路面の凍結に注意が必要です。寒気は一時的で、25日(日)には抜けていく予想ですが、気圧の谷が通過するため、日本海側や北部では天気が変わりやすいでしょう。これから12月にかけて周期的に強い寒気が入り、再び北日本は影響を受けそうです。いよいよ冬の到来で、寒さへの本格的な備えが必要です。
