6月中旬ごろからは太平洋高気圧は徐々に北への張り出しを強めるでしょう。梅雨前線は次第に本州付近に停滞しやすくなり、北陸地方は7月上旬頃にかけて前線の影響を受けやすくなる見込みです。
梅雨明けに関してはどうでしょう? 過去に梅雨の期間が1か月以内と比較的短かった6シーズンの1978年、2001年、2005年、2011年、2018年、2021年を調べました。その結果2005年以外は「春までラニーニャ現象が発生していた」「ラニーニャ現象に移行するステージである」などとなっており「ラニーニャ的」であったとも解釈もできる状況でした。このことから、梅雨入り後は季節は順調に進み、梅雨の期間としては平年並みか短くなる可能性もあります。
昨年2021年は、北陸西部である福井・石川・富山では、5月の梅雨のはしりの方が梅雨本番よりも梅雨らしく感じられ梅雨末期のような様相となりました。梅雨明け速報発表後の8月のお盆のころには北陸東部である新潟を含む北陸全域で一週間以上にわたり天気がぐずついて広く大雨となりました。これから台風シーズンが終わるごろまでは
最新の気象情報に注意して大雨への備えを万全にするようにして下さい。