1951年からの統計で、梅雨の日数が最も長かったのは、1956年(平常年)と1991年(エルニーニョ年)でともに65日となっていました。梅雨の平年日数は42日ですから、かなり長かったことになります。3位~5位には、いずれもエルニーニョ年がランクインしおり、カテゴリー別の梅雨の平均日数は、エルニーニョ年が最も長く44.9日となっていました。
(過去、北陸で梅雨明けが特定できなかった、1993年、1998年 2009年、2022年の4シーズンは、梅雨明けが特定できない程大雨が頻発し、雨のシーズンは65日を超えて更に長いという解釈もできますが、エルニーニョ年、平常年、ラニーニャ年の全てが含まれており、カテゴリー別の平均日数の計算の対象から除外しています。)
一方、4地点の夏の期間(6~8月)の総降水量の多いトップテンを見ると、4地点全てに、エルニーニョ年、平常年、ラニーニャ年が含まれていて、エルニーニョ年の夏の総降水量に関して、統計的に有意な傾向はなさそうです。
図の4地点の状況はあくまでも一例です。この夏の気温や降水量の動向については、今後も、毎週木曜日の午後に発表される
1か月予報など、常に最新の気象情報を確認するようにして下さい。