九州 広範囲で積雪 暴風雪にも警戒を
今季一番の寒気の流れ込みで、九州は昨日22日(木)から雪が降り出し、平野部でも雪が積もっている所が多くなっています。また、冷たい季節風が強まって冬の嵐となっており、最大瞬間風速25m/sを超える非常に強い風が観測されています。風のピークはきょう23日(金)いっぱい、そして、警報級の大雪の恐れはあす24日(土)にかけて続きます。積雪や路面の凍結、雪を伴った暴風や高波などに、引き続き警戒・注意が必要です。
次々に雪雲流入 24日(土)昼前まで警報級の大雪の恐れ
日本付近は強い冬型気圧配置となっており、九州にも沿岸海上から次々に雪雲が流れ込んでいます。昨日22日(木)から降りだした雪で、すでに平野部でも雪が積もっている所が多くなっていますが、大雪の恐れは、まだあす24日(土)にかけても続きます。発達した雪雲の通過で雷を伴った強い雪が降ったり、同じ場所で雪が降り続くなどすると、平地・山地とも警報級の大雪となる恐れがあります。積雪や路面の凍結、農作物や農業施設の管理などに、十分な注意・警戒が必要です。
冬の嵐 暴風雪や高波に警戒を
九州は北または西よりの冷たい季節風が強まり、冬の嵐となっています。午前7時34分には、大分県豊後高田市で西の風26.5m/s、午前9時20分には鹿児島県種子島で北西の風27.5m/sと、非常に強い風が観測されました。九州は、きょう23日(金)の夜にかけて、沿岸海上を中心に最大瞬間風速30m/sから35m/sの非常に強い風が吹く恐れがあり、外海は初め大しけの所もあるでしょう。雪を伴った暴風により見通しが悪くなる時間帯もある見込みです。暴風雪や高波にも警戒が必要です。
路面の凍結に注意
九州は、普段雪が降ることが少ないだけに、路面の凍結に十分な注意が必要です。特に、橋や歩道橋の上、トンネルの出入り口、交差点やカーブ、日陰にあたる場所などはスリップ事故などが起こりやすく、慎重な車の運転が必要です。歩く時は歩幅を狭くして、足の裏全体で着地するようにゆっくり歩いてください。もちろん、歩きながらスマートフォンを見るのは禁物です。
また、今夜(23日夜)からあす24日(金)朝は、冷え込みが強く、広く気温が氷点下となるでしょう。水道管の凍結にも十分ご注意ください。
