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山の気温は麓の街よりも下がりやすいので、街中と同じ感覚で服装を選ぶと、冷えによって体調を崩す原因になります。登山に行くときは、少し大袈裟かな？と思うくらいしっかり防寒対策していくことが大切です。
ここでは秋の登山に必要な防寒対策を4つご紹介します。

■1. 撥水性の高いソフトシェルを着用する
レイヤリングで一番外側に着る服は、撥水性の高いソフトシェルを選ぶのがおすすめです。ソフトシェルは軽量でありながら、雨水や湿気を通しにくい仕様になっているので、内部の蒸れを防ぐことができます。
蒸れを放置すると、水分が蒸発する際に熱も一緒に奪われて体が冷えてしまうので要注意です。

■2. ソフトシェルの下には薄手のフリースを着用する
ソフトシェルの下は、薄手のフリースを着用するのがベストです。フリースは保温性が高いのに軽量なので、重ね着しても動きの邪魔になりません。ジップアップのフリースであれば、暑くなったときにさっと脱ぎ着できて便利です。

■3. ベースレイヤーとドライレイヤーは速乾性の高いものを選ぶ
下から2番目に着るベースレイヤーと、肌に直接着るドライレイヤーは汗の影響を受けやすいので、吸水速乾性に長けた素材のものを選ぶのが基本です。なお、ドライレイヤーはなるべく体にフィットしたものを選ぶと、体温が外に逃げにくくなり、高い保温性をキープできます。

■4. 手袋、ネックウォーマー、タイツなどの小物を活用する
手袋やネックウォーマー、タイツなどは冬のファッション小物というイメージを抱きがちですが、秋の登山でも重宝するアイテムです。これらのアイテムで太い血管が走っている3つの首（首、手首、足首）をカバーすると、効率的に全身を温めることができます。手袋やタイツは木々の枝などから素肌を保護する役割も果たしてくれますので、天気や気温に関係なく着用しましょう。