石川県の能登地方をおそった豪雨災害は、28日で1週間です。
これまでに11人が死亡し、安否不明者を含む6人の行方がいまだ分かっていません。
27日午前11時半現在も捜索活動が続いている輪島市から、FNN取材団・山川遼記者がお伝えします。
塚田川が氾濫し4人が行方不明となった現場周辺では、27日も午前6時ごろから消防や警察などによる捜索が始まりました。
26日までは海岸沿いを中心とした捜索となっていましたが、27日からは新たに海上にも範囲を広げて捜索を行っています。
これまでの捜索で、周辺では3人の遺体が発見されていますが、今も中学3年生の喜三翼音さん(14)などが行方不明となっていて、懸命の捜索が続いています。
一方26日、能登町では、今回の豪雨で納屋に倒れかかった木の撤去作業を行っていた79歳の千徳国昭さんが、屋根と木に挟まれ死亡する事故が発生しました。
千徳さんは屋根の上で木にワイヤーをくくりつける作業などをしていたところ、何らかの原因でワイヤーが緩み、落ちてきた木に腹部を挟まれたということです。
死因は、肝臓を損傷したことによる失血死でした。
警察は、労災死亡事故とみて、詳しい事故の原因を調べています。