
11日に関東で発生した豪雨で、世田谷区の災害対策課が東京都から発出された河川の氾濫情報を見落とし、区民への情報提供が1時間あまり遅れていたことがわかりました。
きのう発生した豪雨で世田谷区を流れる谷沢川の2カ所で氾濫発生水位に達し、東京都の水防本部は、世田谷区の災害対策課に午後2時22分ごろファックスとメールで河川が氾濫したと通報していました。
しかし、世田谷区の災害対策課はこの通報を見落とし、世田谷区の防災ポータルサイト上で注意喚起したのが午後3時20分となり、1時間ほど遅れたということです。
世田谷区の竹腰学災害対策課長は、「東京都からの通報を見落としてしまった。短時間で川の水位があがるなど人員の招集が後手に回ってしまったこともある。原因を調べ、再発防止につとめたい」と話しています。
(画像は水があふれ出した矢沢川 東京都建設局河川部提供)