
岩手県大船渡市の山林火災を巡り、中谷防衛相は27日、自衛隊のCH-47輸送ヘリ2機を追加派遣し、ヘリコプター計7機の態勢で消火に対応する方針を発表した。
大船渡市赤崎町で26日に発生した山林火災については、岩手県知事から要請を受け、自衛隊が派遣され、消火活動などにあたっている。
中谷防衛相は記者団に対し、「28日からは、通常のヘリコプターの10倍の散水が可能な優れた空中消火能力をもつCH-47輸送ヘリ2機の追加投入を予定している」と発表した。
そして、2機が「すでに現場近傍の駐屯地へ進出を開始している」と説明した。
この増派により、「28日早朝からは、CH-47輸送ヘリ4機に、映像伝達等のヘリ3機を加えた合計7機に態勢を強化する」として、「被害の拡大防止と一刻も早い鎮火に向けて、防衛省・自衛隊は消火活動に全力であたる」と強調した。