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    2100年の天気予報・東京の最高気温は43.3℃!? 温暖化でウミガメのメス増加し絶滅の危機も 気象予報士が解説

    2025年09月18日20:20

    テレビ宮崎の夕方ニュース「#Link」でお天気コーナーを担当している気象予報士・古山圭子さんが特技のイラストを使って天気の豆知識を解説するコーナー。今回は、「雨柱」と「温暖化」についてお伝えする。

    まずは17日正午過ぎの情報カメラの映像から。宮崎市から西を臨むカメラの映像を見てみると、雨が降っている所と降っていない所がくっきりと分かれる「雨柱」になっていることがわかる。これは局地的に雨脚が強まったことを表している。

    実は児玉アナウンサーが休憩中に発見し、大急ぎで収録したものだった。この雨雲の様子を雨雲レーダーで見てみると、国富町や西都市周辺に局地的に発生した雨雲だったことがわかる。17日はお昼前からところどころで雨雲が発達し、一時的には雷を伴って激しく降ったところもあった。

    この雨の一因となったのが、日中の暑さだ。17日の最高気温は軒並み30度以上の真夏日となり、新たな記録が生まれた。年間の真夏日数が、宮崎市と延岡市古江で過去最多となり、日向・高鍋・宮崎空港では去年と並んで過去最多タイとなった。体もバテバテ、夏服もテロテロになる暑さの中、温暖化の影響を受けているのが、ウミガメである。

    古山予報士は日曜日、新富町の浜辺で卵の孵化率の調査を見学し、ウミガメの赤ちゃんが海に旅立っていくの姿も見守たようだ。NPO法人日本ウミガメ協議会によると、卵の時に経験する温度によって性別が決まる性質があり、気温が高ければ高いほどメスが増えるという。温暖化でメスが増えると絶滅の可能性もあるとのことだ。

    このウミガメの赤ちゃんが宮崎に戻ってくるのは20年後だが、今回はさらにその先、西暦2100年の天気予報をお伝えしたい。かなり先であるが、環境省が6年前に発表した資料を元に予報する。

    「きょうは各地で40℃以上の“酷暑日”となりました。東京では43.3℃と“極暑日”に迫る暑さとなりました。あすも40℃以上の危険な暑さが予想されています。家からは一歩も出ない方が良いでしょう」

    本当に、これだけ暑いとずっと外に出られない。なんとか、このようにならないように、温暖化対策を続けていきたいものである。

    (テレビ宮崎)

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