輪島市白米町（しろよねまち）の名勝・白米千枚田（しろよねせんまいだ）では棚田の修復作業が行われています。
稲垣アナウンサー：
手元の温度計は39度を超えました。猛暑の中、ふるさとの風景を取り戻そうと地域住民が棚田の修復に汗を流しています。
輪島市の白米千枚田では、午前8時から地元住民で作る白米千枚田愛耕会のメンバー5人が棚田の修復作業を始めました。去年の地震と豪雨で土砂崩れが発生した棚田では、流れ込んだ石を取り除き、石垣のように積みながら新たな棚田を作り上げていました。
住民：
元通りにはならんやろうけど新しい田んぼの形ができるので自分で考えながらやるのが楽しい
今年作付けできた棚田は去年の２倍にあたる２５０枚。生育は今のところ順調ですが、心配なのは…
白米千枚田愛耕会・白尾友一会長：
水ですね…水不足。きょうは棚田を修復するから修復の方に水を入れよう、次の日は少しでも田んぼの方に水を通す…。本当は両方やれればいいんですけど、水量が少ないので雨降ってほしいですね、降ってほしいです。
白米千枚田では現在のところ９月下旬の稲刈りを予定しています。
