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    大雨災害 被災地を専門家と空から取材 被害状況から気をつけるべき点は?【鹿児島】

    2025年08月14日19:11

    今回の大雨災害では河川の氾濫や土砂崩れなど、各地で被害が確認されています。

    防災に詳しい鹿児島大学の井村隆介准教授とともに、空から取材して原因を探るとともに、今後、気をつけるべきポイントを聞きました。

    まず向かったのは、霧島市福山町。

    流木が海に浮かんだり、河口に溜まっています。

    この流木はどこから来たのか、川を辿ると…

    鹿児島大学の井村隆介准教授
    「画面の中央、このあたりから木が流れ落ちているのがわかる」

    上流の山で土砂崩れが起き、なぎ倒された木が川に沿って下流に流されていました。

    井村隆介准教授
    「後ろの斜面で土砂崩れが起こって、それが下流まで来て橋で木々が引っかかって、水が流れなくなって街に流れた被害が福山町でよく見られる」

    続いて、土石流によって住宅に浸水被害が出た姶良市重富地区。

    ここでも川の上流で山の斜面が崩れていました。

    井村隆介准教授
    「砂防堰堤があったということは(土砂崩れは)想定外ではない。砂防堰堤より下流側で崩れることもありうる。(砂防堰堤で)防げた部分もあるし、下流で崩れると災害につながる。同じような地形ではどこで崩れてもおかしくない。少しの雨でも注意が必要」

    そして、死者1人が出た姶良市蒲生町の土砂崩れ現場です。

    井村隆介准教授
    「ここは他と崩れ方が少し違う。竹の先が山の方を向いている。単なる斜面崩壊ではなく、『地滑り』と言っていい現象が起こった。このあたりには同じような地層が分布しているので、他のところで起きてもおかしくなかった」

    Q.防ぐことはできなかったのか?
    「事前に予測するのは難しい。今回の雨は未明に起きた。午前1時~2時に起きたので防ぐのは難しい」

    Q.私たちに必要なことは?
    「他人事にしないこと。うちで起こってもおかしくないという感覚を持つこと」

    大雨災害 被災地を専門家と空から取材 被害状況から気をつけるべき点は?【鹿児島】
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