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    2021年 春の花粉飛散予測(第4報)
    ~花粉シーズンがスタート!九州、四国では早くもピーク時期に突入!~

    ◆九州から関東、東北南部の一部でスギ花粉の飛散が開始
    ◆九州、四国全域でスギ花粉のピーク突入!
    ◆飛散量は九州から関東で前シーズンより多い予想

    1.スギ花粉の飛散開始時期

    1.スギ花粉の飛散開始時期

    1月半ば頃から平年を上回る暖かさの日が増えて、2月4日(木)には関東で統計開始以来、最も早く春一番が吹きました。2月上旬には九州から関東で広く花粉の飛散が開始※しました。東京・大手町では2月13日(土)に飛散開始しています。また、東北南部の一部でも飛散開始となっています。
    まだ飛散開始していない東北南部の地域でも、2月中に飛散開始となるところが多いでしょう。3月上旬から中旬になると東北北部でも飛散開始となる見込みです。

    ※飛散開始日
    1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を2日連続して観測した場合の最初の日

    2. 各地のピーク予測(スギ+ヒノキ)

    2. 各地のピーク予測(スギ+ヒノキ)

    スギ・ヒノキ花粉のピーク(東日本)

    スギ・ヒノキ花粉のピーク(西日本)

    スギ花粉の飛散開始は、例年に比べて早いところが多く、ピークの時期もやや早いでしょう。これは、この先全国的に気温が高くなることが予想されるためです。九州では全域でピーク時期に入っており、2月いっぱいまでピークが続く見込みです。四国でも全域でピーク時期に入り、3月上旬まで続くでしょう。大阪、広島では、まもなくピークが始まる見込みとなり、名古屋・東京では3月上旬から中旬にピークとなる予想です。金沢・仙台のピークは例年並みで、3月中旬から下旬にかけてとなるでしょう。
    スギ花粉のピークが終わる頃になると、ヒノキ花粉が飛び始め、その後ピークが始まります。福岡では3月中旬から4月上旬、高松や広島、大阪では3月下旬から4月上旬の見込みです。ヒノキのピーク時期も例年よりやや早いところがあるでしょう。名古屋・東京では4月上旬から中旬にヒノキ花粉の飛散のピークとなる見込みです。金沢と仙台は、4月を中心にヒノキ花粉が飛散しますが、飛散量は他の地点と比べると少ないため、はっきりとしたピークはないでしょう。

    3.2021年シーズンの花粉飛散傾向(スギ+ヒノキ)

    3.2021年シーズンの花粉飛散傾向(スギ+ヒノキ)

    2021年の花粉飛散量(例年比)

    2021年の花粉飛散量(前シーズン比)

    2021年春の例年比での花粉飛散傾向予測は、九州は例年より非常に少ない見込みです。中国、四国、近畿、北陸、関東、東北では例年と比較して少ない、またはやや少ないでしょう。東海と北海道は例年並みの予想です。
    一方、前シーズン比(2020年春との比較)で見ると、九州から関東にかけて多く、四国や東海、北陸、関東で非常に多くなる予想です。これは前シーズンが例年より少なかったためであり、前シーズンに花粉症の症状が軽かった人も2021年春は注意が必要です。東北は前シーズン並み、北海道は前シーズンより少なくなるでしょう。

    4.各地域の花粉飛散傾向

    4.各地域の花粉飛散傾向

    【花粉の種類について】
     北海道はシラカバ、その他はスギ・ヒノキ花粉の飛散量を表します。
    【飛散量に関する言葉の説明】
    非常に多い     :前シーズン (例年)の200%以上
    多い        :前シーズン (例年)の150%以上200%未満
    やや多い      :前シーズン (例年)の110%以上150%未満
    前シーズン(例年)並 :前シーズン (例年)の90%以上110%未満
    やや少ない :前シーズン (例年)の70%以上90%未満
    少ない :前シーズン (例年)の50%以上70%未満
    非常に少ない :前シーズン (例年)の50%未満
    -----------------------------------------------------------
    前シーズン  :2020年シーズン飛散量
    例年 :過去10年(2011~2020年)の平均値
    【2020年夏の気象に関する言葉の説明】
    平年 :1981~2010年の平均値

    5.スギ花粉のライフサイクル

    5.スギ花粉のライフサイクル

    スギ花粉は1年間を通じて、生長・形成・開花を経て、花粉を飛散します。飛散した花粉からまた生長が始まります。

    6.飛散量の予測根拠

    花粉の飛散量は前年夏の気象条件が大きく影響します。気温が高く、日照時間が多く、雨の少ない夏は花芽が多く形成され、翌春の飛散量が多くなるといわれています。
    2020年の夏は、7月は日本付近に梅雨前線が停滞し続けたため、九州から東北にかけて降水量が多く、西日本と東日本では日照時間が記録的に短くなりました。一方で8月は、勢力の強い太平洋高気圧に覆われ、西日本と東日本では気温がかなり高く、日照時間は多くなりました。北日本では気温は高く、日照時間は太平洋側では多くなりました。

    ◆日本気象協会の花粉飛散予測とは

    日本気象協会は1990年からスギ花粉の飛散予測を発表しています。日本気象協会の花粉飛散予測は前シーズンの花粉飛散結果や今後の気温予測などの気象データをもとに、全国各地の花粉研究会や協力機関からの情報、花芽の現地調査の結果などをふまえて予測しています。

    ※ 無断での転載はご遠慮ください。

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