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2017年春の花粉飛散予測(第4報)~花粉シーズンスタート! お出かけ時は万全の対策を~

1.全国の概況

(1)飛散開始時期 -いよいよ本格的な花粉シーズン到来!-

1月前半は、気温の高い日もありましたが、後半は強い寒気が流れ込み、西日本を中心に記録的な低温や大雪となったところもありました。また、気圧の谷や上空の寒気の影響により、東日本の日本海側や西日本では、日照時間がかなり少なくなりました。
1月後半から2月はじめにかけて、寒中らしい寒さが続きましたが、立春の頃は暖かくなりました。そのため、九州地方の福岡、長崎、大分県で花粉の飛散開始(注1)を確認できました。東京都内の観測地点(大手町)でも、わずかに飛散が確認されています。また、今週の後半は暖かくなるため、四国、中国、東海、近畿、北陸、関東甲信地方で、花粉の飛散が始まるところがあるでしょう。
2月下旬から3月にかけての気温は、東日本ではほぼ平年並み、西日本では平年並みか高い見込みです。春らしい陽気を感じられる日が少しずつ多くなりそうです。この時期に東北地方で花粉の飛散が始まり、西日本や東海、関東甲信地方ではピークを迎えるでしょう。
また、北海道では4月の気温がほぼ平年並みの予想で、花粉の飛散開始は例年と同じく、4月下旬となる見込みです。
※注1 飛散開始:1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を2日連続して観測した場合の最初の日
2017年春のスギ花粉飛散開始予測 前線図

2017年春のスギ花粉飛散開始予測 前線図

(2)ピーク予測 -まもなく福岡でピークを迎える-

スギ・ヒノキ花粉の飛散数がピークになる時期は、花粉シーズン中の気温や予想される総飛散数と関係があると考えられます。2月の気温は全国的にほぼ平年並み、3月の気温は平年並みかやや高い予想ですが、ピーク時期を早めるほどではないでしょう。このため、スギ・ヒノキ花粉それぞれのピーク時期は例年並みの見込みです。
スギ花粉のピークは、福岡は2月下旬から3月上旬、高松・広島・大阪・名古屋・東京は3月上旬から中旬でしょう。金沢と仙台は3月中旬から下旬にピークを迎える見込みです。スギ花粉のピークが終わった後は、各地でヒノキ花粉がピークを迎えるでしょう。金沢と仙台は4月にヒノキ花粉が飛散しますが、飛散数が比較的少なく、前シーズンに続き今シーズンもはっきりとしたピークはない見込みです。
2017年 スギ・ヒノキ花粉のピーク予測(福岡・高松・広島・大阪)

2017年 スギ・ヒノキ花粉のピーク予測
(福岡・高松・広島・大阪)

2017年 スギ・ヒノキ花粉のピーク予測(金沢・名古屋・東京・仙台)

2017年 スギ・ヒノキ花粉のピーク予測
(金沢・名古屋・東京・仙台)

(3)2017年飛散数予測

<前シーズン比>
2017年は、九州・四国・近畿・東海地方で非常に多く、中国地方で多く飛散する見込みです。北陸地方はやや多いでしょう。関東甲信地方ではやや少なく、北海道では少ない見込みです。東北地方では非常に少ないでしょう。
2017年春の花粉飛散数予測(前シーズン比)※前シーズン:2016年

2017年春の花粉飛散数予測(前シーズン比)
※前シーズン:2016年

<例年比>
2016年の夏は、全国的に気温が高くなりました。日照時間は、北海道・北陸・東海・近畿・四国・九州地方のほとんどで多く、特に九州北部では非常に多くなりました。一方、北海道では前線や低気圧、台風の接近や上陸などの影響を受け、降水量が記録的に多くなりました。
九州・四国・近畿・東海地方では高温・多照などの花芽が多く形成される気象条件がそろうため、多くの地域で花粉の飛散数は例年を上回る予測となっています。また、北陸・中国地方では、例年並みの飛散数となる見込みです。一方、東北・関東甲信地方では、飛散数は例年よりやや少なく、北海道では非常に少ないでしょう。
2017年春の花粉飛散数予測(例年比)※例年:2007年~2016年の平均値

2017年春の花粉飛散数予測(例年比)
※例年:2007年~2016年の平均値

2.地方概況

地方 花粉種別 飛散数 2016年
夏の気象
前シーズン比
(地方平均値)
例年比
(地方平均値)
北海道 シラカバ 少ない
(50%)
非常に少ない
(30%)
  • 気温:高い
  • 日照時間:多い
  • 降水量:かなり多い
東北 スギ
ヒノキ
非常に少ない
(40%)
やや少ない
(70%)
  • 気温:高い
  • 日照時間:平年並
  • 降水量:多い
関東
甲信
スギ
ヒノキ
やや少ない
(70%)
やや少ない
(80%)
  • 気温:高い
  • 日照時間:平年並
  • 降水量:多い
北陸 スギ
ヒノキ
やや多い
(140%)
例年並
(90%)
  • 気温:高い
  • 日照時間:多い
  • 降水量:平年並
東海 スギ
ヒノキ
非常に多い
(240%)
やや多い
(140%)
  • 気温:高い
  • 日照時間:多い
  • 降水量:平年並
近畿 スギ
ヒノキ
非常に多い
(290%)
やや多い
(110%)
  • 気温:高い
  • 日照時間:多い
  • 降水量:平年並
中国 スギ
ヒノキ
多い
(170%)
例年並
(100%)
  • 気温:高い
  • 日照時間:平年並
  • 降水量:平年並
四国 スギ
ヒノキ
非常に多い
(260%)
やや多い
(110%)
  • 気温:高い
  • 日照時間:多い
  • 降水量:多い
九州 スギ
ヒノキ
非常に多い
(270%)
やや多い
(110%)
  • 気温:かなり高い
  • 日照時間:多い
  • 降水量:多い

※飛散数に関する言葉の説明

非常に多い :前シーズン (例年)の200%以上
多い :前シーズン (例年)の150%以上200%未満
やや多い :前シーズン (例年)の110%以上150%未満
前シーズン(例年)並 :前シーズン (例年)の90%以上110%未満
やや少ない :前シーズン (例年)の70%以上90%未満
少ない :前シーズン (例年)の50%以上70%未満
非常に少ない :前シーズン (例年)の50%未満

前シーズン:2016年シーズン飛散数
例年:過去10年(2007~2016年)の平均値

※2016年夏の気象に関する言葉の説明
 平年:1981~2010年の平均値

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