「ガメラー」という言葉をご存知でしょうか?食のナチュラル志向などから、赤ワインも軽めが世界的なトレンドとなった近年、注目を集めているのが「ガメイ」なのです。フレッシュでベリー系の香りを持ち、ライトボディの赤ワインができるぶどう品種として人気となり、「ガメラー」と呼ばれる熱狂的なファンも出現。同じブルゴーニュ地方の人気品種で高級ワインをつくり出す「ピノ・ノワール」をしのぐ勢いなのだとか。
ボジョレー地区の北部には、格上の「ボジョレー・ヴィラージュ」が位置しています。そのなかの、さらに村名表示が認められる10村「クリュ・デュ・ボジョレー」は、ボジョレー地区で特に品質の高いワインがつくられるクリュ(区画)として注目を集めています。代表的な銘柄は、力強くスパイシーな味わいのモルゴン、華やかで芳醇な香りのムーラン・ナ・ヴァンなど。フィリップ・パカレをはじめとした自然派の著名な造り手や、名門の新たな参入などもあり、ワイン通を魅了する逸品を生み出しています。
ボジョレーヌーヴォーが浸透している日本では、ボジョレー(=)早飲みのフルーティーな新酒ワインというイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。ボジョレー地区はヌーヴォーだけではなく、コストパフォーマンスにも優れた長期熟成可能なワインを生み出しているのですね。風物詩のボジョレーヌーヴォーを楽しんだ後は、クリスマスシーズンにクリュ・デュ・ボジョレーを味わってみてはいかがでしょうか。
参考文献
君嶋哲至『ワイン完全ガイド』池田書店
参考サイト
ENOTECAonline一般社団法人 日本オリーブオイルソムリエ協会