小アジアが起源とされるオリーブは、紀元前14~12世紀頃にはギリシャへ渡りヨーロッパに広がったとされています。現在は、スペインやイタリアなどの地中海地域が主な生産地で、アメリカ、中国、日本など、世界中で栽培されています。
香川県の小豆島に、初めてオリーブが入ってきたのは1908(明治41)年のこと。三重、鹿児島、香川の3県で、アメリカから輸入された苗木の試作を行ったのがはじまりです。そのなかで、小豆島の西村地区に植えたオリーブが順調に育ち、大正時代の初期には搾油ができるほどの収穫量になりました。当初は60品種が導入されたそうですが、現在小豆島で栽培されているのは「ミッション」「マンザニロ」「ルッカ」「ネバディロ・ブランコ」の4品種がメインです。
【小豆島の代表的なオリーブ4種】
⚫︎ミッション(Mission)
主要産地:アメリカ
果実:中型
用途:テーブル(果実加工用)、オイル
⚫︎マンザニロ(Manzanillo)
主要産地:スペイン
果実:中型
用途:テーブル
⚫︎ルッカ(Lucca)
主要産地:アメリカ
果実:小型
用途:オイル
⚫︎ネバディロ・ブランコ(Nevadillo Blanco)
主要産地:スペイン
果実:中型
用途:オイル
参照:
道の駅 小豆島 オリーブ公園「オリーブ図鑑」