25日の満月は、日本では広範囲で「半影食」の状態で地平線から昇ります。食の最大は16時13分頃、半影食の終了は18時32分頃になります。通常の「月食」は、月が地球の濃い影(本影)に隠されますが、地球の淡い影(半影)に隠されるのが「半影月食」です。今回は月の出直後に食が終わり、半影は薄い影になるため肉眼ではわかりにくいかもしれません。
3月の満月は「ワームムーン(Worm Moon、芋虫月)。名称は、ネイティブアメリカンが毎月の満月に付けていた名前に由来します。二十四節気では、2024年は3月5日が「啓蟄(太陽黄経345度)」となります。春の気配に虫たちが土のなかから顔を出す頃。「啓」には「開く」という意味があり、「蟄」は、虫などが土中に隠れ閉じこもる様子をあらわしています。「ワームムーン」という名称からは、「啓蟄」に通じる自然への眼差しが感じられますね。昼よりも夜の時間が長い日が続いていましたが、20日の「春分(太陽黄経0度)」を境に逆転、日に日に昼間が長くなっていきます。
◆2024年「春彼岸」
・彼岸入り:3月17日
・中日(春分の日):3月20日
・彼岸明け:3月23日
・参考文献
『アストロガイド 星空年鑑 2024』 アストロアーツ
・参考サイト
国立天文台「ほしぞら情報2024年3月」