さて、冥王星が降格したことで空位になった太陽系第9惑星(プラネットナイン)ですが、昨年、いよいよ見つかるかもしれない、というニュースが流れました。関連論文はそれ以前から出ているものですが、よりその精度と方角、惑星規模が明確になりつつあるということです。
その星は、太陽を凡そ7,400年かけて周回し、現在は天の川を背景にした星の密集した天球を移動しているため、非常に見つけにくい状況にあると言います。そして質量は地球の約6倍、太陽系最大の大きな岩石惑星か、海王星よりは少し小さいガス惑星かであろう、ということです。
あるとしたら、冥王星のさらに30倍もの年月をかけて太陽を周る星。それをはたして太陽系の星と言えるんだろうか、という気がしなくもありませんが、オカルティックな見方では、惑星の発見と人類の意識・感覚の進化は同期していて、人類のステージアップにつれて星が発見され、最終的には全部で12の惑星が見つかるであろう、という説もあります。
それはともかく、2023年にはチリで最新鋭の宇宙望遠鏡の稼働がはじまり、より遠くの暗い星の観測も可能になると言われていますから、冥王星発見から奇しくもちょうど100年の2030年前後に、「プラネットナイン」が見つかった、という大ニュースが流れてくるかもしれませんね。
(参考・参照)
2022年1月の天文現象カレンダー - アストロアーツ太陽系に未知の惑星、99.6%存在、天の川の方向/ナショナルジオグラフィック日本版サイト