山小屋泊の装備に加えて、テント泊用の装備が必要なため、ザックは40L以上になります。
※山小屋泊装備については、以下の記事をご参考にしてください。
「はじめての山小屋泊 何を持っていけば良い? コロナ禍での対策は?」①登山用テント
キャンプで使用するテントと異なり、軽量化されています。現地に行く前に設営練習をしておくと、本番でスムーズです。ダブルウォール型は結露がしにくいです。
②寝袋
夏のテント泊であれば、夏用の寝袋が小型で軽量なためおすすめです。オールシーズン用のものがあれば、厳冬期でなければ衣服で調節ができます。羽毛、化繊(化学繊維)2タイプありますが、それぞれメリット・デメリットがあります。コンパクトさにこだわるなら羽毛を、シングルウォール型のテントで結露が心配な場合、水濡れに強いナイロンのものを選ぶと良いでしょう。
③テントマット
大きく分けるとエアーマット、折畳みマットの2つのタイプがあります。軽さと手軽さ重視なら折畳みマット、コンパクトさ重視ならエアーマットをお勧めします。私の場合、夏は折畳みマット1枚を使用しています。身長が165センチありますが、120センチのマットを使用して、枕にダウン、足元にザックを敷いています。
④LEDランタン
ヘッドライトと併用できるものもありますが、電池の容量もあるので、私は別に用意しています。
⑤レジャーシート
テントの中はせまいので、荷物の整理をする際にあると便利です。
⑥ダウンなど小さく収納できる防寒着
枕としても使えます。
荷物が増える分、重くなりますので、それに合わせた体力づくりやプラン作成を事前に行っておくことも、安全・快適に楽しむために必要です。
テント泊が初めての方には、2名以上で荷物を手分けし、山小屋の中で食事をとるプランがおすすめです。テントも軽量化されてきましたが、やはりそれでも嵩張ります。例えば、本体担当とポール(骨組み)担当と手分けすることでだいぶ楽になります。また、自炊するとなると、調理器具や材料なども必要となってきます。事前に山小屋で食事のみの提供を行っているかを確認して、食事は山小屋のお世話になるのも良いですね。
夏山の天候とテント泊装備のポイントをおさえて、この夏、自分なりのテント泊登山を始めてみてはいかがでしょうか。
※テントは指定された場所でのみ張ることが可能です。また、現在多くのテント場では、予約制となっています。事前にテント場を管理する山小屋のHPを確認するようにしてください。