では、歩行者や自転車・外で活動している人たちにとって、どれくらいの強さの風が、どのように影響するのでしょうか。
髪や服装などに影響が出始めるのが、風速3m/s前後からです。風速3〜4m/sくらいの風が吹くと、髪が乱れ、ときどき風で帽子が飛ばされそうになることもあります。また、風速4〜5m/sくらいになると、服が乱れてスカートなどでは歩きにくいと感じます。
↓風の強さと髪の乱れについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
◆【動画あり】風の強さ実験!髪はどのぐらい乱れる?風に負けないヘアセットを検証自転車の場合は、風速3〜4m/sくらいで自転車がぐらつき、運転しづらいと感じることもあります。7m/s以上になると、風で自転車がなかなか前に進めないほどです。
風速10m/s以上になってくると、歩行者など外にいる人への影響がかなり大きくなり、防災上注意が必要なレベルになります。
「やや強い風(風速10m/s以上15m/s未満)」では、風に向かって歩きにくくなります。傘がさせないほどの強さの風です。「強い風(風速15m/s以上20m/s未満)」になると、風に向かって歩けなくなり、転倒する人も出てきます。高所での作業は極めて危険です。
「非常に強い風(風速20m/s以上30m/s未満)」では、何かに捕まらないと立っていられないほどになり、飛来物によってケガをするおそれもあります。そして「猛烈な風(風速30m/s以上)」になると、様々なものが飛んできたり倒れたりするため、屋外での行動は極めて危険です。