強風時に高速道路を走る場合のリスクは、風の強さの度合いによって異なります。ここでは、風速ごとの走行への影響について解説します。
■風速10~15m/s
風速10~15m/sは、高速道路に設置されている吹き流しが水平になるくらいの強風です。
気象庁が強風注意報を出す基準(おおむね10m/s)に相当し、高速道路を走行していると横風に流されるような感覚に陥りやすくなります。[注1]
■風速15~20m/s
風速15~20m/sは、人が風に向かって歩くのが困難になったり、傘を差せなくなったりするほどの強風です。
高速道路の走行では、風の影響を受けてハンドルを取られる感覚が強くなり、通常のスピードでは運転しにくくなります。
■風速20m/s超え
風速20m/sを超えると、人が立っていられなくなるほどの強風となります。
車両の軽い軽自動車や二輪車、背の高いワンボックスやミニバンなどは、横風をまともに食らうと横転する危険性があります。
場合によっては高速道路が通行止めになることもあります。
[注1]
気象庁:特別警報、警報、注意報、気象情報