ライトアウターとは、一般的なアウターに比べて生地が薄い羽織り物のことです。防寒がメインの秋冬アウターとは異なり、春~初夏にかけて活躍するライトアウターは、通気性が良く、軽いところが特徴です。
なぜ春にライトアウターが重宝されるのかというと、4~5月は朝と昼の寒暖差が大きいためです。
たとえば東京における4~5月の最高気温の平年値は19~23℃ですが、最低気温は9~14℃と、およそ10℃ほどの落差があります。[注1]日中は長袖一枚で過ごせる陽気でも、朝の出勤時や、夕方の帰宅時には肌寒さを感じることが多いでしょう。そんなとき、さっと羽織れるライトアウターがあれば、手軽に寒さをしのげて、一日中快適に過ごすことができます。
また、基本的に外出時は一日中着っぱなしの秋冬アウターに比べると、軽量で薄手のライトアウターは脱ぎ着しやすく、持ち運びやすいところも春に重宝される理由の1つです。
[注1]
気象庁:東京 平年値(年・月ごとの値)主な要素