18世紀半ば 唐冠貝、金 ウィーン美術史美術館 Kunsthistorisches Museum, Wien
今回の展示では絵画以外にも興味深い展示があります。写真の小箱は、マリア・テレジアと夫のフランツ一世が彫られています。小さな作品ですが、オーストリアの発展に尽力した夫妻の軌跡を感じる逸品です。
また、武具の展示も見事です。透明なケースに360度鑑賞できるよう展示されているので、材質や技術の進歩により機能性が洗練されていくのはもちろん、用途によるデザインの違いや紋様の変遷などに時代を感じることができるでしょう。どの武具を誰がどんな時に身につけたかはキャプションに記載されていますので肖像画を見る際に思い浮かべることもできますね。
展覧会会期は2020年1月26日まで。1月2日〜開館しています。
※詳細は
国立西洋美術館公式サイトよりご確認ください。