出会いの春。〈4ステップ・メイク〉で第一印象を好印象に!
2018年03月11日
春らしい色合いの服装を身にまとった女性が多い季節になりました。爽やかな出立ちで颯爽と歩く女性はとても素敵ですが、そうした人はTPOにふさわしいメイクや髪型はもちろん、自分自身の長所短所をわきまえていることが多いですね。もちろん素顔もよいのですが、女性の場合はメイクで第一印象はかなり変わります。
出会いの多い春を機に、自分自身の顔を客観視したうえで、なりたい自分をイメージする〈4ステップ・メイク〉を実践してみませんか!
※TPO = 時(Time)、場所(Place)、場合(Occasion)の頭文字を取った言葉
ステップ1/自分の顔に対する「客観的視点」を養おう
3点を結んで三角形を作ってみてください。画像の場合は正三角形
まずは「いまさら!?」と思わず、鏡にうつった自分の顔を客観的に眺めてみましょう。
〈●顔への客観的視点1〉
両目の黒目の中心と口の3点を結んだ時、その三角形は「正三角形」に近い? 「二等辺三角形」に近い?(画像参照)
〈●顔への客観的視点2〉
次に顔のパーツの位置関係をみていきましょう。
【1】片方の目のサイズ(横幅)が、目と目の間の幅より広い
【2】顔のパーツが、どちらかというと下寄りにある
【3】顔のパーツが、どちらかというと上寄りにある
【4】鼻の長さ(鼻高)が55mm以上ある(人より長め)
ステップ2/客観的視点をもとに、顔が与える印象を推測しよう!
男性の場合も、眉によって印象が変わってきます
〈客観的視点1〉と〈客観的視点2〉を組み合わせた時、おおよその人が感じるあなたの印象を推測することができます。
〈印象の推測A〉正三角形+【1】= おっとり+ 優しげな印象
〈印象の推測B〉正三角形+【2】= 若々しい + かわいい + 活発な印象
〈印象の推測C〉二等辺三角形+【3】= 意志が強い + 大人っぽい印象
〈印象の推測D〉二等辺三角形+【4】= 知的 + シャープ + 大人っぽい印象
もちろん、すべて上記にあてはまるわけではありませんが、自分の顔のパーツの位置関係を知ることで、周囲の人が感じる自分の印象を推測することが可能なのです。そして、顔の個性やバランスをもとに、よさを活かす、よさを強調する、不足点をカバーできる……それがメイクの魅力でもありますね。
ステップ3/〈目の形〉と〈眉の形〉を客観的に眺めてみよう!
同じ顔のパーツですが、眉だけでもこれだけ印象が違ってくるのです
「第一印象で相手の顔のどこを最初に見ますか?」という質問をされた際、「最初に目を見る」と答える人が最も多かったそう。実際に私たちは鼻、口より、相手の目元に最初に視線を向けることが多く、目のイメージで印象が決まるともいわれています。
「目の形」から抱かれるイメージ
〈目の形1〉目尻が上がり気味→ クールでシャープな大人っぽい印象
〈目の形2〉目尻が下がり気味→ 優しく可愛らしく人あたりがよさそうな印象
〈目の形3〉ぱっちりした大きな目→ 明るくイキイキとした活動的な印象
〈目の形4〉小さめな(細めの)目→ 目立つことを好まず、おとなしい印象
あわせて、目のパーツの一部である〈眉〉もポイントとなります。
「眉の形」から抱かれがちなイメージ
〈眉の形1〉緩やかな曲線状のアーチ形 → 優雅 + 優しそうな印象
〈眉の形2〉眉山に向けて上がっていき、眉尻だけ下げる → シャープ+力強い印象
〈眉の形3〉眉尻に向かって下がっている → 寂しげ+おだやかな印象
〈眉の形4〉細めの眉 → 繊細 + 優しい+柔らかな印象
客観視点で自身の〈目の形〉と〈眉の形〉を確認したところで、実際にメイクをしていきましょう。
ステップ4/客観的視点をもとに“必要ポイント”をメイクでプラス!
イメージチェンジしたいなら、まずは目元の印象を変えてみよう!
自分の第一印象をイメージする際、もちろん表情、服装、髪型、リップの色などの複合的要素が組み合わさってくるため、目元の印象だけで顔の印象すべてを変えることはできませんが、まずは自身の〈目の形〉と〈眉の形〉をふまえたうえで、どんな印象を抱かれたいかをイメージしましょう。
【ファンデーション】
〈ポイント1〉ワンカラーのファンデーションを顔全体につけ、少し暗めのトーンのパウダーなどで、顔の余白にシェード(影)をつけて顔に立体感を出してきましょう。
自分の顔のパーツの位置関係をふまえれば、どこを高くして、どこを低くするか、あるいは、どこに影をつけて、どこを明るくすればよいかがわかるはず。その客観性をもとに理想的な「卵型」の顔に近づけることができるはずです。
【アイメイク】
●目をぱっちり見せたいなら → 黒目の上のあたりのラインを少し太めに描く
●キリッとした目にしたいなら → アイラインを少し長めに描く
●優しい目のイメージにしたいなら → 黒のアイラインは使わず、ブラウンなどで描く
どんな目元が好みですか? アイメイク時は、好きなアイシャドウの色や、使い慣れた色を使用する前に、まずはなりたい自分の顔をイメージしてみましょう。
── 今回は「自分の顔のパーツに対する客観的視点」を養う → 「どんな第一印象にしたいか」を自分なりにイメージ → 「そこからメイクを実践」していく方法をご紹介しました。
客観的視点から思い描くイメージが決まれば、きっと「必要なポイント」を上手に加味できるはずですし、“やりすぎメイク”も防げることでしょう。新天地でのスタートや新たな出会いが多い春こそ、時間短縮にもなる〈4ステップ・メイク術〉を実践して、ぜひ好印象で発進してくださいね!