夏に増えたダニは秋に猛威!? 布団のダニ対策を徹底解説
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秋は夏に大量発生したダニが死がいとなって布団に残り、アレルギー症状を引き起こす要因になります。ダニ対策として、布団カバーの丸洗い、天日干し、乾燥機、掃除機によるダニ対策を行うと良いでしょう。秋こそ、快眠のためにもダニ対策・アレルギー対策が重要です。
秋はダニの死がいが増える時期
9月はまだ暑さが残るものの、徐々に涼しさが感じられる季節です。実はこの時期、夏に繁殖したダニが死がいとなり、布団に残ります。
ダニは高温多湿を好み、夏の布団は格好の住みかと言われています。秋になって気温や湿度が下がるとダニの数は減りますが、アレルゲンの原因となるダニの死がいやフンはむしろ大幅に増加し、これらを吸い込むことで、くしゃみや鼻づまりなどのアレルギー症状を引き起こすそうです。秋のダニ対策は重要です。
今回の記事では、ダニアレルギーに悩む日本気象協会の気象予報士がこの時期に行っている、布団カバーの丸洗い、天日干し、乾燥機、掃除機による、実践的なダニ対策を紹介します。
布団カバーを丸洗い、水溶性アレルゲンを除去
まずは「布団カバー丸洗い」です。ダニのフンや死がい、そしてダニの餌となる人のフケや皮脂は、水溶性(水に溶ける性質)を持っています。丸洗いできるものは洗ってしまいましょう。
カバーを外して、洗濯して干して、またカバーをつけるとなると、かなり面倒ですが、晴れている日&休みの日に、気合を入れてやってしまうのが良いでしょう。
布団叩きは逆効果?
敷布団、掛布団も天日干しすると良いでしょう。湿気はダニの大好物なので、空気を通しておくとダニ対策になります。
ここで注意するポイントとして、布団の天日干しを行っているとき、布団叩きをしたくなりますが、これはダニ対策においては逆効果なことが多いそうです。布団を叩くと、叩いた衝撃でダニの死骸やフンが細かくなる、ダニが驚いて布団のより奥深くに逃げるなどのおそれがあるそうです。アレルギー症状を悪化させてしまう可能性がありますし、布団を痛めてしまうので、力いっぱい叩くのは控えると良いでしょう。
掃除機、乾燥機、そしてまた掃除機
布団カバーが乾いたら布団につけ、1回目の掃除機がけを行っていきます。布団専用の掃除機があると、なお良いでしょう。枕を置く場所周辺は、呼吸によってホコリやダニを吸い込みやすいので、特に念入りに掃除機をかけると良いです。
ダニが死滅する温度は、一般的に50℃以上と言われているため、乾燥器を使って布団を乾燥させ、残っているダニを更に死滅させていきます。その後、2回目の掃除機がけを行い、布団のダニ対策は終了です。
【閲覧注意】吸い取ったホコリ・ダニの量は衝撃
掃除機をかけ終わった後、ダニやホコリが大量に取れます。布団のダニ対策の重要性がよく分かります。
秋こそ、布団などに大量発生したダニアレルゲンを、様々な手法で減らしていきましょう。