もともと「畑の肉」と呼ばれる大豆は、必須アミノ酸をバランスよく含有した良質なたんぱく質の宝庫。他には、ポリフェノールの一種である大豆イソフラボンや大豆サポニン、リン脂質の1種レシチン、レシチンとともに大豆脂質に含まれているリノール酸など良質な栄養素が目白押しです。
さらに「納豆」は、大豆には少ない脂質代謝に欠かせないビタミンB2を多く含んでいるのが特徴です。また、納豆特有の成分として特に注目されているのが「ナットウキナーゼ」です。これは大豆を納豆菌で発酵させることによって生まれる酵素で、原料である大豆には含まれていません。
また、納豆菌が作り出す有効成分としては「ビタミンK2」があります。ビタミンK2はカルシウムを体内に取り込むために無くてはならない栄養素です。このように「大豆」+αの栄養素を含有する納豆は手軽に食事に取り入れる事ができる優れた食品です。 近年、特定保健用食品などで注目を浴びている「植物ステロール」が含まれていることも見逃せませんね。
いいことづくめの納豆です。
暑い夏、冷たいネバネバ食材トリオの冷や麦で、食べやすくいただいてはみませんか?
手作りのかけだしを紹介しますが、お手軽に市販のめんつゆでもよいですね。
<素材(4人分)>
冷麦もしくは素麺 250g
納豆 180g(3パック半)
長芋 200g
おくら 10本
青じそ 20枚
青ねぎ 1把
(かけだし汁)
だし汁 400cc
酒 50cc
みりん 50cc
醤油 100cc
削り鰹節 5グラム
しば漬け 適量
卵黄 4つ(一人1つ)
(1) だし汁、酒、みりん、しょうゆ、を火にかけ一煮たちしたら、削り鰹節を入れこす。氷水につけ急速に冷まし香りを保つ。かけだし汁の完成。
(2) たっぷりのお湯で冷麦を茹で、水におとして水洗いして、氷水につける。
(3)納豆を包丁で細かく叩く。しょうゆ少々、練り辛子を合わす。
(4) 長芋は皮をむいて、包丁で細かく叩く。
(5) オクラは、塩茹でにして小口切りにする。
(6)青じそは千切り、青ねぎは小口切りにする。
(7) 器に冷麦を入れ(1)のかけ出汁をかける。(3)、(4)、(5)を盛り、卵黄1つをのせる。上に青じそ、青ねぎ、叩いたしば漬けを薬味として別に添える。
レシピ参照:
全国納豆協同組合連合会