焼岳の火山の状況に関する解説資料
レベル1(活火山であることに留意)
火山名 | 焼岳 | |
---|---|---|
警戒レベル等 | レベル1(活火山であることに留意) | |
位置・標高 | 北緯36度13.61分 東経137度35.21分 標高2455m |
<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
想定火口域から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなりました。
想定火口域から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなりました。
火山活動の状況及び予報警報事項
焼岳では、火山性地震が2025年3月上旬に増加しましたが、その後少ない状況が続いています。傾斜計による観測では、3月8日に山頂方向の隆起を示すわずかな傾斜変動が観測されましたが、その後火山活動によるとみられる変動は認められません。山頂付近の噴気の状況に特段の変化は認められません。
これらのことから、想定火口域から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなったと判断し、本日(18日)11時00分に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。
GNSS連続観測では、山頂付近での緩やかな膨張を示すと考えられる変化は継続しており、焼岳周辺では数年おきに震度1以上を観測する地震を含む活発な地震活動がみられることから、中長期的に焼岳の火山活動は高まってきていますので、今後の火山活動の推移に注意が必要です。
これらのことから、想定火口域から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなったと判断し、本日(18日)11時00分に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。
GNSS連続観測では、山頂付近での緩やかな膨張を示すと考えられる変化は継続しており、焼岳周辺では数年おきに震度1以上を観測する地震を含む活発な地震活動がみられることから、中長期的に焼岳の火山活動は高まってきていますので、今後の火山活動の推移に注意が必要です。
防災上の警戒事項等
山頂付近を含む想定火口域内では、突発的に火山ガス等が噴出する可能性があります。登山する際は、火山活動の異変に注意するとともに、ヘルメットを着用するなどの安全対策をしてください。また、噴気地帯にはとどまらないでください。
噴火警報の解除に伴い、今回の一連の火山の状況に関する解説情報の発表はこれで終了します。
噴火警報の解除に伴い、今回の一連の火山の状況に関する解説情報の発表はこれで終了します。
火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。