男体山の火山情報
火山名 | 男体山 (なんたいさん) |
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警戒レベル等 | 活火山であることに留意 | |
位置・標高 | 北緯:36.77度 東経:139.49度 標高:2486m |
男体山について
日光火山群に属し、基底径約6km、基底からの比高約1200mのほぼ円錐状をした成層火山。山頂に、直径約1kmの火口をもつ。山体南西に位置する中禅寺湖は、この火山の活動によりつくられた堰止湖である 。約3万年前から安山岩~デイサイト(SiO2:52.6~67.5 wt.%)を噴出する活動をおこなっており、3つの活動期に分けられる(高橋・他,2009;石崎・他,2014)。第1期(約3~1.7万年前)は主に安山岩を噴出する噴火を繰り返し、現在の火山体主要部を形成した。第2期(約1.7万年前)は 、本火山における最大規模の噴火が発生した時期で、安山岩~デイサイト質マグマによる大規模なプリニー式噴火と火砕流が発生した。この噴火の後、山頂火口の北側が崩壊して馬蹄形の崩壊地形(馬蹄形火口)を形成、北側に岩屑なだれが発生した。第3期(約1.4~0.7万年前)の活動は、約1.4 万年前の安山岩~デイサイトの御沢溶岩の流出に始まった。その後しばらくは、山頂火口内に火口湖が形成されていた。山頂火口内からは、その後も複数回の水蒸気噴火・マグマ水蒸気噴火が発生した。確認された最新の噴火は約7000年前のマグマ水蒸気噴火である。
※気象庁ホームページより
噴火警報・予報
2017年12月05日14:00発表 | 男体山に噴火予報(活火山であることに留意)を発表 |
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火山の状況に関する解説資料
2012年2月以降ありません |
噴火に関する火山観測報
2012年2月以降ありません |
※2015年12月から(平常)のキーワードについては(活火山であることに留意)に変更しました。