阿蘇山の火山の状況に関する解説資料
レベル2(火口周辺規制)
火山名 | 阿蘇山 | |
---|---|---|
警戒レベル等 | レベル2(火口周辺規制) | |
位置・標高 | 北緯32度53.06分 東経131度06.23分 標高1592m |
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
3月25日から4月1日15時までの阿蘇山の活動状況をお知らせします。
3月25日から4月1日15時までの阿蘇山の活動状況をお知らせします。
火山活動の状況及び予報警報事項
阿蘇山では、火山性微動の振幅は中岳西山腹観測点南北動成分の1分間平均振幅で1マイクロメートル毎秒程度と小さな状態で推移しています。
中岳第一火口では、白色の噴煙が最高で火口縁上700mまで上がりました。
3月29日に山麓で実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は、800トンと前回(3月25日、1600トン)の観測より減少し少ない状態でした。
京都大学本堂トンネル観測点の伸縮計では、2月27日から縮みの変化が認められており、その変化は緩やかになりながら継続しています。
GNSS連続観測では、2021年9月頃からみられていた草千里付近の深部にあるマグマだまりの膨張を示すと考えられる基線の伸びは、12月頃から停滞しています。
阿蘇山では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量が2021年10月の噴火以前よりも多い状態が継続していることから、中岳第一火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。
中岳第一火口では、白色の噴煙が最高で火口縁上700mまで上がりました。
3月29日に山麓で実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は、800トンと前回(3月25日、1600トン)の観測より減少し少ない状態でした。
京都大学本堂トンネル観測点の伸縮計では、2月27日から縮みの変化が認められており、その変化は緩やかになりながら継続しています。
GNSS連続観測では、2021年9月頃からみられていた草千里付近の深部にあるマグマだまりの膨張を示すと考えられる基線の伸びは、12月頃から停滞しています。
阿蘇山では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量が2021年10月の噴火以前よりも多い状態が継続していることから、中岳第一火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。
防災上の警戒事項等
中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。また、火山ガスに注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。また、火山ガスに注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
次の火山の状況に関する解説情報は、8日(金)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。