危険な暑さ 終わり見えず できる限りの熱中症対策を 屋外ではゲリラ豪雨にも注意
2024年07月19日16:30
体温超えの暑さ 数日間続く所も
今回の猛烈な暑さは、長く続くことが特徴です。来週にかけては九州北部や中国地方、近畿、北陸、東北南部も続々と梅雨明けする見通しですが、熱中症にはいっそう警戒が必要です。
九州から関東では、来週にかけても最高気温が35℃前後まで上がる所が多く、22日(月)頃をピークに最高気温が35℃以上の猛暑日地点が急増するでしょう。名古屋は21日(日)から4日連続で38℃、24日(水)は福岡で37℃の予想です。今日19日(金)、九州北部や中国地方では24日(水)にかけて最高気温が35℃以上となる所があるとして、「高温に関する気象情報」が気象庁から発表されました。
北陸は、明日20日(土)は雨が降り、暑さが少し落ち着く所もありますが、21日(日)以降は再び猛烈な暑さになりそうです。東北南部も、最高気温が33℃から35℃くらいの日が続くでしょう。
熱中症警戒アラート発表時 とるべき行動は
①外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。熱中症を予防するためには、暑さを避けることが、最も重要です。不要不急の外出は、できるだけ避けてください。屋内では昼夜を問わず、エアコンなどを使用して、部屋の温度を調整しましょう。
②屋外や、エアコンが設置されていない屋内での運動は、原則、中止や延期をしましょう。
③普段以上に、熱中症予防行動を実践しましょう。のどが渇く前に、こまめに水分を補給したり、なるべく涼しい服装を心がけたりしてください。
④熱中症のリスクが高い方に、声かけをしましょう。高齢者や子ども、持病のある方、肥満の方、障害のある方などは、熱中症にかかりやすいため、「夜間でもエアコンを使う」「こまめな水分補給を心掛ける」など、周りの方が声をかけてください。
⑤暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。暑さ指数は、時間帯や場所によって、大きく異なります。環境省熱中症予防情報サイトなどで確認して、暑さ指数を行動の目安にしてください。
午後ほど雨雲が発達しやすい
明日20日(土)は午後を中心に、沖縄や九州から関東のあちらこちらで雨雲が湧くでしょう。発雷確率は、中国地方から近畿、関東甲信を中心に高くなっていて、雷を伴って激しく降る所もありそうです。道路の冠水や落雷、突風などにご注意ください。
夏休みに入り、山や川など屋外のレジャーを計画されている方も多いと思います。急に黒い雲が近づく、雷の音が聞こえるなど、空の様子に変化があれば、すぐに安全な建物の中などに避難しましょう。
上流のゲリラ豪雨(局地的な大雨)を知るには
上流のゲリラ豪雨を知るポイントは3つ。1つめは、川の水かさが急に増えること、2つめは、川の水が濁ること、3つめは、木の枝などが流されてくることです。また、サイレンはダムを放流する合図なので、川のそばにいて、サイレンを聞いた場合も、必ず川から離れてください。