朝晩の冷え込みで紅葉が進む 東北など見頃 9日は絶好の紅葉狩り日和
2024年11月09日06:05
紅葉 色づき情報
上の図・紅葉見頃MAPは、全国各地の紅葉の見どころから日々報告されてくる、紅葉の色づき情報です。今日9日(土)現在の「紅葉見頃」は、東北では青森県や宮城県、福島県、山形県。奥入瀬渓流や鳴子峡などでは、全体に紅葉している状態となっています。関東甲信では、栃木県と長野県。日光(いろは坂・華厳滝)、蓼科高原などで、見頃となっています。北陸や関東から九州では「色づき始め」の所が多くなり、11月下旬には見頃となる所が多いでしょう。
週末 紅葉狩り日和の所が多い
一方、九州から北海道は、広い範囲で晴れる見込みです。九州も昼頃まで雨の降る所がありますが、日中は晴れ間が出るでしょう。紅葉が見頃を迎えている所では、絶好の紅葉狩り日和となりそうです。最高気温は、関東や北陸、東北で17℃前後の所が多く、平年並みでしょう。朝晩は内陸ほど気温が下がり、東京都心も木々の色づきが進むような冷えこみが続きます。
10日(日)は、九州では昼頃から雨が降るでしょう。四国や中国地方から関東は雲が多く、夜は太平洋側で雨の降る所がありそうです。関東は、日中も気温があまり上がらないため、服装でうまく調節してください。北陸や東北はおおむね晴れて、紅葉狩りが楽しめるでしょう。
紅葉が進む気象条件
紅葉は1日の最低気温が8℃を下回ると進み、最低気温が8℃を下回るようになって約3週間できれいに色づくといわれています。
紅葉の名所と呼ばれるような場所は、一般的に標高の高い場所に位置していることが多いですが、標高が高くなるほど気温が低く、100メートルごとに気温が約0.6℃下がります。このため、山では平地よりも早い時期から紅葉が進みます。