寒い朝 冬日は今シーズン最多 500地点に迫る ヒートショックや水道の凍結に注意
冬日地点 今シーズン最多
市街地でも冷え込みが強まり、冬の便りが続々と届きました。東京と鹿児島では、平年より早い「初氷」と「初霜」の観測です。
「初氷」:東京・前橋・鹿児島
「初霜」:東京・名古屋・佐賀・鹿児島
週末にかけて、朝晩は厳しい冷え込みが続くでしょう。最低気温は、札幌で連日の氷点下と、凍てつく寒さです。週末は強い寒気が流れ込み、15日(日)の最低気温は名古屋で1℃、東京都心や大阪で2℃まで下がるでしょう。体調管理にご注意ください。
ヒートショックを防ぐ4つのポイント
① 脱衣所や浴室は、入浴する前に暖めておきましょう。暖かい部屋から寒い脱衣所や浴室に入り、その後、浴槽につかると、寒暖差で血圧が急激に変化してしまいます。浴室に暖房設備がない場合は、シャワーを使って浴槽に給湯したり、浴槽のお湯が沸いたらよくかき混ぜた後、蓋を取って湯気を充満させたりするのも効果的です。
② 入浴の際は、お湯の温度は41度以下、時間は10分以内を心がけましょう。入浴する時間帯は、夜遅い時間帯だと冷え込んできますので、早めの時間帯を心がけてください。
③ 浴槽で体を暖めた後は、できるだけゆっくり立ち上がるようにしましょう。手すりがあれば活用し、手すりがない場合でも、浴槽のへりにしっかり手をかけて立ち上がってください。
④ 食後すぐの入浴や、飲酒後の入浴は避けましょう。食後に血圧が下がりすぎる食後低血圧によって失神することもありますし、飲酒によっても一時的に血圧が下がります。体調の悪い時も、入浴は避けてください
水道凍結 注意と対策
1つめは、気温がマイナス4℃以下になる時です。水道管が屋外にある場合は、建物の北側で日が当たらない・強い風が吹きやすい場所・むき出しになっていたりすると、気温がマイナス4℃以下まで下がらなくても、水道が凍結しやすくなります。
2つめは、「真冬日(最高気温が0℃未満の日)」が続いた時です。日中も気温があまり上がらないと、水道管の中では水が冷やされたままなので、凍結しやすくなります。
3つめは、旅行や帰省で家を留守にするなど、長い時間、水道を使わない時です。
事前に、水道管の中から水を抜いておきましょう。屋外でむき出しになっている水道管やメーターは、発泡スチロールなどの保温材を使って、専用テープでしっかりと巻き、保温しておきましょう。もし、水道が凍結してしまった場合は、蛇口などに直接お湯をかけたりするのもは危険で、禁物です。必ずお住まいの自治体に相談するか、水道業者へ修繕作業を依頼してください。