今日8日夜 国際宇宙ステーション(ISS)きぼうを見るチャンス 時刻や天気は?
きぼうが見られる地域や時刻
上の図は、8日の「きぼう」が見え始める時刻と最大仰角(最接近)時の方角です。今日8日は午後8時35分頃から観測のチャンスがあります。見え始めから見え終わりまでは3分程度です。
明るい星のような光が、飛行機よりも速めのスピードで流れて行くように見えます。望遠鏡などを使うと視野が限定されてしまい、見逃す可能性がありますので、肉眼で探すと良いでしょう。スマートフォンなどで動画の撮影もオススメです。光がスーッと動いていく様子をとらえることもできます。
きぼうが見える条件
① 晴れていること
ISSは雲より高い宇宙空間を飛んでいるので、曇っていると地上からは見えません。
② 自分の上空をISSが通過すること
ISSは同じ軌道を回っていますが、地球が自転によって回転しているため、ISSが通過する位置は変化しています。自分の上空付近をISSが通過するタイミングで見ることができます。
③ 自分のいる場所は夜で、ISSが昼であること
ISSは自分で光っているわけではなく、太陽の光を反射して明るく輝きます。ISSが地上から見えるためには、ISSに太陽の光が当たっており、地上は夜となっていなければいけません。上の図のように、ISSは地上400km上空にあるため、地上の日が落ちてからしばらくの間は太陽に照らされています。同様に、地上の日の出よりも先に上空の ISS には太陽の光が当たります。日の出前や日の入り後の約 2 時間は、地上は夜ですが400km上空はまだ昼の状態で、この時間帯に ISSが自分の上空付近を通過した時にISSを見ることができます。
8日は、近畿や関東などでこの3つの条件が揃いそうです。
今夜の天気
明日9日は、午後7時47分頃と午後9時26分頃から、国際宇宙ステーション(ISS) が日本の上空を再び通過しますが、九州から関東の広い範囲で雨が降りそうです。東北も所々で雨が降るため、今日8日の方が条件が良いでしょう。