4日から九州~関東で夏日が急増 東京など30℃以上の真夏日も 熱中症リスク高まる
真夏のような暖かい空気が流入
暑さの原因は、上空の暖かい空気の流れ込みです。上空1500メートル付近で15℃以上の暖気が九州や四国付近まで北上し、6日(金)頃からは東北付近まで流れ込むでしょう。ここに日差しが加わると、地上の気温は30℃くらいまで上がるような季節先取りの暖かい空気です。
4日以降は暑さ続く 東京都心でも真夏日予想
6日(金)以降は暑さがレベルアップ。九州から東北では、内陸を中心に最高気温が30℃以上の真夏日の所が増えるでしょう。8日(日)の最高気温は、名古屋で32℃と体にこたえる暑さに。大阪や東京都心などでも30℃と、真夏日の予想です。週の後半は湿度が高くなるため、熱中症にかかるリスクも高まるでしょう。これまで以上に対策が必要です。
熱中症予防のポイント
日常生活の中でも熱中症にかかる危険性が高まるため、以下のポイントを心がけてください。
① 日頃から体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、室温を確認しながら調節するとよいでしょう。特に、換気を行う場合はこまめに再設定してください。もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。