関東は明日17日から危険な暑さ 前橋などで38℃予想 お盆明けも熱帯夜が続く
梅雨明け直後のような暖気
暑さの原因は、夏の太平洋高気圧の勢力を強いことと、上空の暖かい空気の流れ込みです。上空1500メートル付近で21℃以上と、強い日差しと風向きによっては地上の気温が40℃近くまで上がる可能性があります。
猛暑日続出 内陸は38℃予想も
上空まで熱がたまっているような状態が続くため、日が沈んでも気温は高いまま。夜間の気温が25℃を下回らない熱帯夜が、南部を中心に続きそうです。お盆を過ぎても寝苦しいでしょう。
熱中症にならないためには、暑さを避ける事が大切です。昼夜を問わずエアコンで涼しくし、喉が渇く前に水分をとりましょう。たくさん汗をかいたら、適度に塩分もとってください。
プレクーリングで熱中症予防
1つは、体の内部から冷やす方法です。冷たい物を飲むことで、体の内部から冷やすことができますが、おすすめは「アイススラリー」です。スポーツ飲料と、凍らせたスポーツ飲料を、ミキサーで撹拌して作ります。微細な氷と液体が混ざっているので、液体だけを飲む時に比べて、冷たさがゆっくりと体の内部に浸透します。水分だけでなく、塩分や栄養素も補給できますが、一度に大量に飲むと、胃に負担をかけるので、少しずつ飲みましょう。1回に100グラム程度、数回に分けて飲むのがよいとされています。
もう1つは、体の外部から冷やす方法です。保冷剤などが体に接触するように作られたクールベストや、ファンのついた上着を着るのもおすすめです。また、水の入った器に手や足を入れて、10分程度、冷やすだけでもプレクーリングできますが、水温は10~15℃が効果的で、温度が低すぎると血管が収縮してしまい、逆効果になります。他にも、休憩時間に、椅子に座り、手足を水につけながら、スプレーで全身に水をかけて扇風機で風を送ると、脱水状態が軽減されます。
プレクーリングは、いくつかの方法を組み合わせて実施すると、より効果的です。暑い中での作業でも、できるだけ熱中症を防いでください。