29日は「伝統的七夕」 現在の暦の七夕より星空観察には好条件 今夜の天気は?
今日29日は「伝統的七夕」。太陰太陽暦(旧暦)の7月7日にちなんだ七夕の頃で、梅雨の時期にあたる現在の暦の七夕よりも、星空観察には良い条件になりやすいです。今夜は沖縄や九州から東北南部で、夏の大三角や天の川が見られるチャンス。
伝統的七夕 夜は空を見上げてみよう
今日29日は「伝統的七夕」の日にあたります。太陰太陽暦(旧暦)の7月7日にちなんだ七夕の頃で、「伝統的七夕」と呼ばれています。国立天文台では、太陰太陽暦による7月7日に近い日として、二十四節気の処暑を含む日かそれよりも前で、処暑に最も近い朔(新月)の瞬間を含む日から数えて7日目が「伝統的七夕」と定義されています。
現在の暦の七夕は7月7日で、本州では梅雨の時期にあたるため、星空が見られないことも多くあります。一方、伝統的七夕の頃は夏空が広がることが多く、星空観察をするのには良い時期です。
今日29日は、空が十分に暗くなり星々が輝き出すと、頭の真上近くに織姫星(こと座の1等星ベガ)と彦星(わし座の1等星アルタイル)を見られるでしょう。さらに、はくちょう座の1等星デネブと結んでできるのが、夏の大三角。月が沈む頃、暗い場所であれば天の川も見ることができそうです。
今夜 晴れる所は
今日29日の夜は、沖縄や九州から東北南部は晴れる所が多く、夏の大三角が見られるでしょう。夜もムシムシとした暑さが続き、涼しく感じられるのは標高の高い地域や内陸の一部となりそうです。こまめに水分をとりながら、星空観察をしてください。
東北北部と北海道は曇りや雨の所が多く、星空観察にはあいにくの天気となりそうです。岩手県の南の地域や北海道のオホーツク海側では晴れる所もあり、見られるチャンスがあるでしょう。