東京都心 いったん下がってまた上がる
2019年02月04日08:28
北風が強いのに19度まで上がる??
東京都心では午前6時30分前後に寒冷前線が通過したとみられます。午前6時15分に、いったん、16度4分を観測したものの、午前6時40分には9度6分と、わずか30分で約7度も気温が下がりました。
寒冷前線が通過する前は、南寄りの風で、暖かな空気が流れ込んでいました。前線が通過した後、地上付近では北寄りの風に変わり、気温が一気に下がりましたが、上空にはまだ暖かい空気が残っています。今朝、雲の間から日差しが出ている東京都心ですが、このあとは雲も少なくなり、たっぷりと日差しが届く見込みです。日差しが出ると対流が起き、上空に残っている暖かな空気(寒冷前線の通過前に南風によって流れ込んだ空気)が地上付近まで下りてきます。(この時、断熱昇温という現象が起こります。)その影響で、地上付近で北寄りの風が強めに吹いていても、昼頃までは気温は上昇傾向にあり、19度くらいまで上がると予想されます。ただ、暖かさは長続きはしません。午後は次第に寒気が流れ込んできて、上空まですっぽり冷たい空気に入れ替わります。夜にかけて気温はどんどん下がり、日中と同様に北寄りの風が強く吹くため、体感は一気に冬に戻されるでしょう。気温の乱高下が体に堪えそうです。