四国地方 警報級の大雨の恐れも
四国地方は、5月31日に梅雨入りして以来、ほとんどまとまった雨は降っていませんでしたが、梅雨前線の北上と暖かく湿った空気の影響で、きょうは高知県を中心に大雨となっているところがあります。あすにかけても、活動が活発になる梅雨前線の影響で、太平洋側を中心に広い範囲で大雨となり、発達した雨雲が停滞した場合は、警報級の大雨となる恐れもある見込みです。
梅雨前線はあすにかけて日本海まで北上 前線の活動はさらに活発に
現在、東シナ海から四国付近に延びる梅雨前線はこの後次第に北上し、あす夜には日本海沿岸から東北付近に延びるでしょう。今夜は、四国地方の雨はいったん小康状態となる見込みですが、あすは前線に向かい非常に暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発になり、広い範囲で大雨となりそうです。
あすは太平洋側を中心に大雨に警戒
あさって12日6時までの雨量は、高知県中部・東部、徳島県南部では、多いところで200~300ミリと予想されています。特に、雨雲が発達しやすい山間部で雨の量が多くなる可能性があり、1時間に30~40ミリの激しい雨が降るところもあるでしょう。その他も、香川県を除いては、100ミリを超える大雨の恐れがある見込みです。
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、大気の状態も非常に不安定になるため、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
梅雨本番はこれからで、この先もしばらくは大雨に警戒が必要な期間が続きます。大雨による被害を出来るだけ小さくするためにも、今一度ハザードマップに目を通し、予測される災害の発生地点や被害の範囲・程度、避難場所などをご確認ください。