台風10号 暴風・高潮に警戒 東海などでも警報級の大雨続く恐れ 竜巻も
2020年09月06日14:25
台風10号 非常に強い勢力で九州に接近へ
台風10号は、6日夜にかけて九州南部・奄美地方を北上し、7日にかけて、非常に強い勢力を維持したまま、九州にかなり接近する恐れがあります。
暴風に警戒 台風から離れた地域でも強風
警戒が必要なのは、台風が接近する九州だけではありません。台風が通り過ぎる奄美地方では、吹き返しの風が吹きますので、警戒を続けて下さい。四国や中国地方から近畿でも、7日にかけて風が強まり、固定されていないプレハブ小屋が移動、転倒するほどの風が予想されています。
7日にかけて予想される最大瞬間風速は、奄美地方70メートル、九州南部65メートル、九州北部地方60メートル、四国地方、中国地方、沖縄地方、近畿地方35メートルです。
台風から離れた地域でも高潮の恐れ
記録的な大雨 東海などでも警報級の大雨 長く続く恐れも
本州付近にも、台風が持ち込む熱帯由来の暖かく湿った空気が流れ込みます。7日にかけて、台風から離れている地域でも、発達した雨雲がかかるでしょう。四国や近畿から関東にかけても、警報級の大雨になる可能性があり、特に東海で、7日は可能性が高くなっています。
7日12時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、九州南部600ミリ、九州北部地方500ミリ、四国地方、東海地方400ミリ、奄美地方300ミリ、近畿地方250ミリ、中国地方、関東甲信地方150ミリです。
さらに、東海付近を中心に、8日にかけても発達した雨雲がかかり続ける恐れがあり、東海では8日にかけて、警報級の大雨が続く可能性もあります。
8日12時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、東海地方300~400ミリ、関東甲信地方200~300ミリ、四国地方、近畿地方100~150ミリです。