台風は日本の東を北上へ 台風の影響だけでなく金曜日は雨の降り方に注意
2020年09月23日17:45
台風12号は日本の東を北上へ 台風が温帯低気圧に変わっても警戒を
関東では23日夜遅くから24日かけて、千葉県など沿岸の地域を中心にカミナリを伴った激しい雨が降り、大雨になる所がある見込みです。東北は24日から太平洋側を中心に、大雨や暴風になるでしょう。
台風12号は、25日に三陸沖で温帯低気圧に変わる見込みです。台風から変わる低気圧は、北上を続けます。ただ、オホーツク海に中心を持つ高気圧の南への張り出しは強く、台風から変わる低気圧の動きは、比較的遅いでしょう。このため、東北や北海道の太平洋側では、東風が吹きつけ、雨雲が発達しやすくなるだけでなく、風や雨の影響が長く続く見込みです。
東北は25日にかけても影響が続くでしょう。北海道では、25日から26日にかけて、太平洋側を中心に大荒れや大雨になり、低気圧の進路によっては警報級の大雨や暴風となる恐れがあります。
予想される雨量と風
最大瞬間風速は、24日にかけて関東地方35メートル、東北地方と東海地方30メートル。25日は、東北地方と北海道地方25から35メートルと、固定されていない移動、転倒するくらいの風です。
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、暴風や高波に警戒して下さい。
台風による雨だけじゃない 東海などに発達した雨雲かかる可能性も
24日夜から、本州付近に上空の気圧の谷が接近する見込みです。低気圧が九州の南から本州の南に進み、24日は九州南部や四国を中心に次第に雨が降り、本降りになることもあるでしょう。25日は、近畿の太平洋側や東海に発達した雨雲がかかり、雨量が多くなる可能性があります。この発達した雨雲は、東へ進み、関東にも南部を中心にかかりそうです。
また、上空の気圧の谷は寒気を伴っており、中国地方など日本海側の地域でも局地的に雨や雷雨になることもあるでしょう。
今後、台風12号の影響はもちろんのこと、台風だけでなく、雨の降り方に注意が必要です。最新の気象情報をご確認下さい。