7月に入ると本州は梅雨の最盛期 2日~3日は九州北部~北陸を中心に大雨に警戒
2021年06月29日17:19
29日は沖縄本島地方に「線状降水帯」 前線は7月1日にかけて北上へ
30日は、前線はやや北上する見込みです。沖縄では、暖かく湿った空気の影響が続き、発達した雨雲がかかることがあるでしょう。引き続き土砂災害に厳重な警戒が必要です。
九州から北海道も曇りや雨の所が多いでしょう。夜は前線の北上に伴って、近畿南部や東海、関東南部で、雨脚が強まる可能性があります。
7月1日は、前線は本州付近まで北上する見込みです。前線や暖かく湿った空気の影響で、九州から東北を中心に雨が降る所が多いでしょう。局地的に雷が鳴り、雨脚が強まる見込みです。
7月2日~3日 九州北部~北陸 発達した雨雲かかり続ける恐れ
前線は、太平洋高気圧に押し上げられ、日本海に停滞する見込みです。
梅雨前線は、日本列島の北側にある冷涼なオホーツク高気圧と、南側にある暖かい太平洋高気圧の境目で、春から盛夏へと季節が移り替わる期間に、日本から中国大陸付近に出現する停滞前線です。
2日は、南の太平洋高気圧とともに、北のオホーツク海高気圧も強まるでしょう。さらに、前線に向かって南西から暖かく湿った空気が流れ込むことで、前線の活動が活発になります。梅雨の最盛期に大雨になるパターンの一つです。九州から東北を中心に雨が降り、特に九州北部や中国地方、北陸に発達した雨雲がかかるでしょう。発達した雨雲が、同じ場所に数時間かかり続けることが考えられ、大雨の恐れがあります。
3日にかけて、本州付近で前線の活動が活発でしょう。九州から関東では、雨が降り続く所が多い見込みです。九州や中国地方を中心に、発達した雨雲がかかりやすい状態が続く恐れもあります。
大雨への備えを
避難所への避難が困難な場合
近くに山や崖など、崩れる恐れのある斜面がある場合は、斜面から離れた部屋に避難してください。