台風シーズン 台風6号は沖縄や奄美に接近へ 5日~お盆ごろ本州に熱帯擾乱の影響
大型の台風6号 あす31日~8月1日 沖縄や奄美にかなり接近
台風6号は、あす31日から8月1日にかけて、沖縄地方や奄美地方にかなり接近する見込みです。接近時が、発達のピークです。
沖縄地方や奄美地方では、台風の接近に伴って、あす31日から、風速25メートル以上の暴風域に入り、猛烈な風が吹き、猛烈にしける所があるでしょう。不要不急の外出は控え、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒してください。
台風本体や周辺の発達した雨雲により、雷を伴って非常に激しい雨が降り、大雨になる見込みです。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。雷雲の周辺では竜巻などの激しい突風が発生することもあります。発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は、建物の中など、安全な場所に移動してください。
今回は、台風の影響と大潮の時期が重なります。潮位が高くなる所があるでしょう。高潮や高潮と重なった波による浸水にも警戒が必要です。
台風シーズン ウェーク島近海で対流活動活発な状態続く
今後 台風が発生すると本州に近づく可能性 台風が発生しなくても注意
台風6号も本州に近づくことはない見込みです。本州付近に張り出しを強めている太平洋高気圧の縁に沿って進むためです。
この状況は、5日頃から変わります。太平洋高気圧は本州付近への張り出しを弱めるでしょう。
このため、今後、南の海上で台風が発生すると、本州に近づく可能性があります。さらに、日本の南の海上は、海面水温が27℃以上と平年より高くなっており、この海域を熱帯擾乱が発達しながら北上すると予想しているモデルもあります。
たとえ、台風が発生しなくても、5日からお盆ごろにかけて、本州付近に暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。次の週末以降は、これまでと違い、九州から近畿の太平洋側や東海、関東を中心に曇りや雨の日が多くなる見込みです。場合によっては、発達した雨雲がかかるでしょう。今後、最新の気象情報をご確認ください。