2週間天気 台風5号で先島諸島は大しけ 来週にかけ危険な暑さ 万全な熱中症対策を
2023年07月25日11:50
宮古島や石垣島など先島諸島 高波に警戒
宮古島や石垣島など先島諸島の沿岸の海域では、台風5号からのうねりが入るため、次第に波が高くなり、あす26日(水)~27日(木)にかけて大しけとなる見込みです。高波に警戒し、海岸付近には近づかないようにしてください。沖縄本島地方の沿岸の海域でも、あす26日(水)からしけるため、うねりを伴う高波に注意が必要です。
台風の進路や進む速度によって、影響や荒天となる期間が変わる可能性があります。最新の台風情報をご確認ください。
前半(26日~8月1日):危険な暑さが続く
あす26日(水)から8月1日(火)にかけて、日本付近は高気圧に覆われるため、広い範囲で晴れる見込みです。強い日差しが照りつけますが、午後は、山沿いを中心に急な雷雨がありそうです。山のレジャーは天気の急変にご注意ください。29日(土)から30日(日)は、低気圧の影響で、北海道は雨が降るでしょう。沖縄は、高気圧のふちを回って湿った空気が流れ込むため、スッキリしない天気が続く見込みです。31日(月)から8月1日(火)は、熱帯低気圧が沖縄付近に近づく可能性があるため、最新の気象情報に注意が必要です。
各地で猛烈な暑さが続くでしょう。東北南部から九州では、連日、猛暑日(最高気温が35℃以上)で、内陸部では最高気温が40℃に迫る所もありそうです。長い期間にわたって危険な暑さが続くため、疲れが蓄積されて、より一層熱中症のリスクが高まります。昼夜問わず冷房を適切に使用し、喉が渇く前に、意識して水分を補給するなど、熱中症に厳重に警戒してください。
後半(8月2日~8日):夏休みのレジャーは万全な熱中症対策を
最高気温は平年を上回り、猛暑が続きます。きのう24日(月)、「高温に関する早期天候情報」が発表されました。北海道や東北、北陸、関東甲信、東海、近畿、中国地方、九州北部では30日(日)頃から、四国では8月1日(火)頃から、気温が平年よりかなり高くなる可能性があります。熱中症の危険度が高い状態が続くでしょう。夏休みで、日中だけでなく、夜も花火大会など、屋外で過ごす時間が長くなる時期です。夜もあまり気温が下がらず、人混みではかなり蒸し暑くなるため、万全な熱中症対策でお過ごしください。
時間が経ってから熱中症の症状が出る場合も 早めの応急処置を
① まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
② 衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
③ 水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。
熱中症は時間が経ってから症状が現れることがあります。日中に暑い場所で長時間活動した後は、帰宅してから涼しい環境で十分に休憩し、水分を補給しましょう。たくさん汗をかいたら、適度に塩分も補給してください。