東海地方 週間天気 気温上昇で春の暖かさ 落雪やなだれ、スギ花粉に注意
名古屋では久しぶりの二桁の気温 2月も雪が多かった
さて、きょう25日は寒さが緩みましたが、2月下旬となった今週も、厳しい寒さが続きました。名古屋市内でも、雪が舞った日が多く、うっすらと積雪した日もありました。
名古屋の2月の雪日数は、きのう24日までで10日と、平年の4.8日を大きく上回り、2倍以上の日数となっています。また、先月1月の雪日数は8日(平年5.4日)でしたが、1月に引き続き、2月も雪を観測した日が多くなりました。
2月最後の土日は?
27日(日)は、前線が、本州付近を通過するため、東海地方では、午前中を中心に影響を受けそうです。午前中を中心に雲が広がりやすく、一時的に、雨や雪の降る所があるでしょう。午後は、前線が東海地方からは離れるため、天気は回復する見込みです。
ただ、岐阜県の山地では、午後も、寒気の影響で、雪が残る所もあるでしょう。
また、最高気温は、土日ともに、平地では10度以上となる所が多く、日差しのもとでは、暖かさを感じられそうです。ただ、朝晩と日中の気温差が、大きくなる時期です。調節しやすい服装でお過ごし下さい。
気温上昇 落雪やなだれに注意
きょう25日15時現在、積雪の深さは、岐阜県の白川村で207センチ、岐阜県飛騨市河合で148センチ、岐阜県高山市で30センチなどです。
これからの時期は、「全層なだれ」が発生しやすくなります。「全層なだれ」とは、時速40~80キロの自動車並みのスピードで、斜面に積もった雪が全て滑り落ちる現象です。過去に、なだれが発生した斜面や、積雪に亀裂が入っている所では特に注意して下さい。
3月のスタートは広く雨
これまで、雪で降っていた岐阜県の山地などでも、降り始めは雪ですが、暖かな空気が入るため、次第に雨となるでしょう。
また、これまで気温が低かったこともあり、スギ花粉の飛散が抑えられていましたが、今後は、本格的な飛散も間近でしょう。花粉症の方は、これまで以上に花粉情報をチェックして、対策を万全にしてお過ごし下さい。