12日の東海 雨はいつから? 週後半は寒さ和らぐ 融雪災害注意 来週は再び大寒波
今日12日 雨や雪はいつから降る?
なお、夜間、南寄りの風が強まるため、「春一番」が吹く可能性があります。「春一番」とは、立春から春分の間に吹く暖かい南よりの風のうち最初のものです。昨年2024年は、東海地方での発表はありませんでした。
週間天気 静岡県は花粉対策を万全に 来週は再び厳しい寒さと大雪
次に広く天気が崩れるのは、16日(日)頃となりそうです。低気圧が南の海上を通過するため、一時的に天気が崩れる見込みです。その後、再び強い寒気が流れ込むため、厳しい寒さと大雪に注意が必要です。
現在の積雪の深さ 融雪災害に注意
ピーク時に比べると寒気が抜けたため、少しずつ雪は解けてきています。今日12日は、南から暖かな空気が入るため、これまで雪で降っていた地域も、雨になる所が多いでしょう。さらに雪解けが進むため、積雪が多い地域では雪崩や屋根からの落雪、道路の冠水に一層注意が必要です。
融雪災害に注意
① 雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。
② 雪解けにより大量の水分が地面に浸み込むことで地盤が緩み、「土砂災害」が発生することがあります。山間部や急な傾斜地では、特に注意が必要です。
③ 雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。
このほか屋根からの落雪も多くなるため、屋根の上の雪下ろしや軒先で作業する際は注意が必要です。
最強・最長寒波の大雪振り返り 8日は三重県北部でも警報級の大雪
また、普段雪があまり降らない、三重県北部でも大雪となりました。大雪となった8日の天気図を見ますと、千島近海にある上空に寒気を伴った低気圧の動きが遅く、日本付近は同じような冬型の気圧配置が長く続きました。また、寒気が非常に強かったため、日本海で雪雲が発達しやすい状況でした。北寄りの風向きの時間が長く続き、三重県北部には、断続的に雪雲が流れ込みました。9日午前4時現在の積雪の深さは、いなべ市北勢38センチ、菰野町潤田で36センチ、四日市市曽井町で20センチを観測しました。