東海地方はすでに三重で平年7月を上回る大雨 明日17日まで土砂災害など厳重警戒
今日16日も広い範囲で大雨に警戒 今夜以降、雨の降り方に一層警戒を
午後も、警報級の大雨の恐れがあります。日差しが出ている地域もありますが、急に激しい雨や雷雨になることもあるでしょう。特に、今夜以降、愛知県東部や静岡県を中心に、昼間よりも雨の降り方が強まる恐れがあります。
また、降り始め(14日午前1時)から今日16日午後1時までの降水量は、静岡市葵区(井川)や三重県の紀北町(紀伊長島)で300ミリ超え、愛知県の新城市(作手)、豊田市(阿蔵)、静岡市葵区(有東木)などで200ミリを超えています。三重県の紀北町(紀伊長島)の平年の7月1か月分の降水量は273.6ミリです。今回の大雨で、平年の7月1か月分以上の雨が一気に降っています。
これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があり、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まる恐れがあります。雨が止んでいても、周囲の状況に注意してください。
明日17日は雨の止み間が少なく 夕方まで広い範囲で大雨に警戒を
明日17日夜以降は、日本の東にある高気圧が、段々と西に張り出してくるため、東海よりも西の地域へ、大雨エリアが移る見込みです。明日17日夜は、雨の止む所が多くなるでしょう。
今日16日正午からの48時間予想積算降水量
引き続き、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒し、また、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうに注意してください。最新の気象情報や自治体からの避難の情報に注意し、早めの安全確保を心がけるようにしてください。
土砂災害から身を守るための情報
1つめは、住んでいる場所(今いる場所)が、土砂災害が発生しやすいかどうか、確認することです。都道府県や国土交通省のホームページを見て、「土砂災害警戒区域」や「土砂災害危険個所」となっていれば、土砂災害の恐れがあります。ただ、土砂災害警戒区域でなくても、近くに「がけ」がある所は、注意が必要です。
2つめは、雨の情報を確認することです。パソコンやスマホで、雨雲レーダーを見ると、雨雲の様子を確認できますし、気象庁のホームページなどでは、「どれくらい雨が降ったか」という情報だけでなく、「土砂災害警戒情報」が発表されている所もわかります。土砂災害警戒情報が発表されたら、自治体からの避難指示の発令に特に注意しながら、安全な所へ避難してください。
週間天気 3連休の天気と気温は?
広く日差しが戻る18日(金)から、再び厳しい暑さとなる見込みです。各地で30℃以上の真夏日が続き、35℃以上の猛暑日となる所もありそうです。子供たちは、長い夏休みが始まります。日頃から十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけて体調管理に気をつける、暑さを避けて喉が渇く前から水分補給をする、エアコンを適切に利用する、などの行動を心がけましょう。