北海道は真夏日に迫る暑さに 6月にかけても気温が高めで暑さ対策必要
今日発表になった最新の1か月予報では、向こう1か月も引き続き気温が平年より高く、夏の暑さは今年も早めにやってきそうです。今のうちから暑さ対策を進めておきましょう。
今年初の夏日地点も 紋別地方は食中毒警報が発令
また、この暑さに伴い、紋別保健所管内に食中毒警報が発令されました。(紋別市、滝上町、興部町、西興部村、雄武町、佐呂間町、遠軽町、湧別町)
食中毒警報が道内で発令されたのは、今年初めてです。なお、昨年の道内初の食中毒警報は6月7日の発令で、今年はそれよりも半月以上早くなっています。食品の取り扱いに十分注意して下さい。
最新の1か月予報 気温は高めだが 寒暖差に注意
しかし、北海道では5月後半から6月前半にかけても、内陸で冷え込みが強まり、氷点下の気温が観測されることがあります。昨年はシーズン最後の氷点下は十勝地方のぬかびら源泉郷でマイナス0.4℃を記録した6月3日。これも含め、過去10年中8年で6月に入ってから氷点下の最低気温を観測しています。
季節は比較的順調に進みますが、日々の寒暖差に注意し、天気予報を確認しながら体調を崩さないようお過ごしください。
暑さは年々早まる傾向 早めの暑熱順化を

暑さが体に慣れることを「暑熱順化」といいます。暑熱順化できていないと、汗をかく量や皮膚の血液量が増えにくく、体の中にたまった熱がなかなか外へ逃げてくれません。そんな状態で暑い中で体を動かしたりして体温が上昇すると、熱中症につながりやすくなります。
個人差もありますが、暑熱順化には数日から2週間程度かかるといわれ、早い内から無理のない範囲で汗をかくことが大切です。ウォーキングやジョギングなどで体を動かしたり、シャワーのみで済ませず、湯船にお湯を張って少し長めに入浴するなどが効果的です。