台風14号 935ヘクトパスカルで上陸 2000年以降最も低い気圧
台風14号 過去4位の低さ 2000年以降では最も低い
上の図は上陸時(直前)の気圧が低かった台風です。今回の台風14号は935ヘクトパスカルで上陸と、過去4位の低さです。
さらに2000年以降では、最も低い気圧となりました。
経験したことのないような暴風や高波、高潮のおそれ

九州では、あす19日(月)にかけてこれまでに経験したことのないような暴風や高波、高潮となるおそれがあります。最大級の警戒をしてください。線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。記録的な大雨となるおそれがあるため、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
台風14号は、あす19日(月)には次第に進路を東よりに変えて、20日(火)にかけて本州付近を北東へ進むため、西日本だけでなく、東日本や北日本の広い範囲で台風の影響を受けて、大荒れの天気となるおそれがあります。暴風や高波、高潮、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。
高潮時に危険な場所は?
①海岸付近の低い土地です。海抜ゼロメートル地帯などでは、海水が海岸堤防を超えると、猛烈な勢いで流れ込んできます。
②海底が遠浅の所では、強い風によって、大量の海水が海岸へ吹き寄せられるだけでなく、海水の戻りが妨げられるので、海岸へ吹き寄せる海水の量が更に増えます。
③河口部は、海からの高潮に加えて、川の増水による洪水の危険度も高まります。
④湾奥部は、狭い所に海水が集まるので、水位が上がりやすくなります。湾の長さが長いほど、強い風によって海水が吹き寄せられて、海水面が大きく上昇します。
⑤V字谷など、急に奥が狭まっている地形では、押し寄せた波が一か所に集中するので、急に波が迫ってくることもあります。
高潮の恐れがある場合は、このような所から避難して、絶対に近づかないよう、お願いします。